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知られざる作曲家の魅力伝えたい 安並貴史が12月2日、記念公演  よこすか芸術劇場

カルチャー 神奈川新聞  2018年11月29日 21:07

「働きながらの練習は、毎日、ピアノにしがみつくような日々だった」と話す安並貴史=神奈川新聞本社(撮影・花輪 久)
「働きながらの練習は、毎日、ピアノにしがみつくような日々だった」と話す安並貴史=神奈川新聞本社(撮影・花輪 久)

 若手の登竜門として知られる「第7回野島稔・よこすかピアノコンクール」で、第1位に選ばれた東京音大大学院後期博士課程1年の安並(やすなみ)貴史(26)が12月2日、よこすか芸術劇場で優勝記念公演を開く。

 同コンクールは、横須賀市在住のピアニスト・野島稔が審査委員長を務め、同市と横須賀芸術文化財団が共催で開催している。若手の育成と発掘を目指し、今年4月に行われたコンクールには全国から85人の応募があった。

 野島は安並の演奏を「私がかねがね望んでいた『審査をしていることを忘れるような素晴らしい演奏』でした」とたたえた。

 3歳からピアノを始め、同大大学院修了後、2年間音楽教室の講師として働きながらコンクール入賞を目指した異色の経歴を持つ。「仕事の合間の少ない時間で、毎日継続してどう練習するか、必死でした」。同コンクールには過去2回挑戦し、3回目で念願の1位に輝いた。

 「生徒と向き合う中で、もっと言葉で音楽を説明したくなった」と、コンクールの準備と並行して、大学院での研究を再開することを目指した。今年4月、特待生で同大大学院の後期博士課程に進学。日本ではあまり知られていない20世紀に活躍したハンガリーの作曲家・ドホナーニの研究を手掛け、将来は研究者とピアニストの両方を目指す。

 リサイタルでは野島が演奏を絶賛したベートーベンの「ピアノ・ソナタ第31番 作品110」や、ドホナーニの「4つの狂詩曲 作品11」など計4作品を披露する。

 「知られざるドホナーニの魅力を広めるためにも、僕自身がピアニストとして腕を上げていきたいです」と話している。

 午後2時開演。チケット2千円(全席指定)。問い合わせは横須賀芸術劇場電話046(823)9999。


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