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子どもの発達を相談 足柄上郡の母親たち おしゃべり会で共感

社会 神奈川新聞  2018年11月29日 11:01

発達に不安のある子どもについての悩みなどを相談し合う「おしゃべり会」=開成町延沢の地域支援センターひまわり
発達に不安のある子どもについての悩みなどを相談し合う「おしゃべり会」=開成町延沢の地域支援センターひまわり

 子どもの発達に不安がある足柄上郡(中井、大井、松田、山北、開成各町)の母親たちが、ランチを共にしながら心配事などを語り合うサークルがある。メンバーは「共感してもらえる人に、ちょっとしたことでも相談できる環境があるのは大事」と、同じような悩みを抱える保護者に参加を呼び掛けている。

 正午に近い開成町の地域支援センターひまわり(同町延沢)。持ち寄った菓子やコーヒーを手に、10人ほどの女性たちが楽しくおしゃべりしている。

 「子どもが教室で落ち着きがないんだけれど、どうすればいいの」「先生に話して先生の目の前の席にしてもらえばいいのよ」。他愛のない会話の合間に、そんなやりとりが入る。

 女性たちの集まりは、サークル「ひまわりCAFE」(石飛美和代表、28人)。発達がゆっくりな子どもや育児中の保護者の支援などを目的にした足柄上郡5町の療育指導事業「足柄上地域訓練会ひまわり」に参加していた母親たちが結成した。

 事業が2016年度で終了となったが、その後も連絡を取り合っていた母親たちが「交流の場がほしい」と今年4月につくった。18年度に開成町の「子ども・子育て支援活動助成事業」にも選ばれている。

 毎月第2火曜日に同センターに集まり、「おしゃべり会」を開催。クリスマス会や一般公開の子育て講座などのイベントにも取り組んでいる。

 発達の不安は人それぞれで、通っている学校も特別支援学校から小学校の支援学級、通常学級とさまざま。長男(9)に自閉症の傾向がある大井町の母親(42)は、「(悩みの)内容はそれぞれ違うけど、みんな少しずつ重なっている部分があるので共感できる。重なっていない部分についても、聞いていると知識が広がる」と、サークルの意義を話す。

 こうした交流は、乳幼児を持つ親にこそ必要だと感じている。自閉症の症状が見られる長男(7)を持つ開成町の母親(38)は「支援が受けられず、本人とコミュニケーションも取れない2~3歳のときが一番大変。共感してもらえる人に聞いてもらえると安心できる」と言う。石飛代表も「一番不安な時期の親にアドバイスしたい」と話している。

 サークルへの問い合わせは、電子メール(himawari.ob2016@gmail.com)で。


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