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保護犬、里親になって 港北のドッグトレーナーが訴え

話題 神奈川新聞  2018年11月28日 02:00

預かりボランティアを続けるドッグトレーナーの山崎さん=三ツ池公園(横浜市鶴見区)
預かりボランティアを続けるドッグトレーナーの山崎さん=三ツ池公園(横浜市鶴見区)

預かりボランティアを続けるドッグトレーナーの山崎さん=三ツ池公園(横浜市鶴見区)
預かりボランティアを続けるドッグトレーナーの山崎さん=三ツ池公園(横浜市鶴見区)

 保護された犬や引きこもり犬を専門に訓練するドッグトレーナーがいる。保護犬の預かりボランティアを続ける横浜市港北区の山崎亜子さん(44)。一度は保護活動から離れたからこそ、その意義を肌身で感じており、「犬を飼う際には、まずペットショップに行くのではなく、保護犬の『里親』になる選択肢も考えて」と訴えている。 

 幼い頃から犬との生活に憧れていた山崎さんは20歳の誕生日に念願をかなえ、ポメラニアンを飼い始めた。やがて迷子犬を保護したことをきっかけに動物愛護団体のメンバーとして活動を始めたが、殺処分などの現実を前に自身の無力さを痛感し、2年ほどで身を引いた。「犬の譲渡会の手伝いぐらいしかできなかった」と振り返る。

 愛犬が寿命を全うした後の2012年、保護犬だった雑種の「こはく」と出合い、ボランティア活動を再開した。犬好きが高じて一念発起。13年に米国でドッグトレーナーの講習を2週間ほど受け、帰国後は無料で100頭以上の犬のレッスンを経験。15年に独り立ちした。

 犬に関する知識も増え、「役に立てることがあるのでは」と考えた山崎さん。16年からは、里親が現れるまで保護犬を自宅で預かるボランティアを始めた。これまでに4頭を里親に引き渡し、現在は1頭と生活をともにする。「愛護センターから1頭預かれば、センターが収容できる犬が1頭増える。殺処分を減らし、救える命が増えることにつながる」と意義を強調する。

 「一頭一頭の個性が異なるし、いろいろな犬と暮らせて楽しい。心に傷を負った犬でも愛情を持って接すれば変わってくる」。今後もボランティアを続けると言い、「子犬から飼う方が飼育しやすいと考える人もいるが、人に慣れた保護犬の方が飼いやすいとも言える。トイレや散歩の練習などしつけられて手がかからないことも多い」と保護犬の魅力を語り、飼育を呼び掛けている。

  ◇

 山崎さんが講師を務める災害時のペット対策セミナーが12月1日、横浜市港北区のトレッサ横浜南棟3Fテラスデッキで開かれる。災害時に役立つ日頃のしつけ方などを講演する。午後1時半からで入場無料。受け付け開始は同1時。問い合わせは、同区生活衛生課電話045(540)2373。


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