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神奈川ダービー対談
Bリーグ川崎と横浜、両主将が初対談 譲れぬ決戦へ闘志

スポーツ 神奈川新聞  2018年11月27日 12:56

日本代表の主将としても活躍する川崎・篠山=10月12日、川崎市とどろきアリーナ(写真左)スピード感あふれるプレーでチームをけん引する横浜・細谷=17日、横浜国際プール(写真右)
日本代表の主将としても活躍する川崎・篠山=10月12日、川崎市とどろきアリーナ(写真左)

スピード感あふれるプレーでチームをけん引する横浜・細谷=17日、横浜国際プール(写真右)

 バスケットボール男子Bリーグ1部の川崎と横浜がぶつかる今季最初の「神奈川ダービーマッチ」は12月8、9の両日に川崎市とどろきアリーナで開かれる。決戦に先立ち、川崎・篠山竜青と横浜・細谷将司の両主将の対談が初めて実現。ともに県内出身のポイントガードは互いの健闘を祈りつつ、地元・神奈川への熱い思いをぶつけた。


「裾野を広げ活性化を」 川崎主将 篠山竜青
「CS決勝で戦いたい」 横浜主将 細谷将司


 -「神奈川ダービー」は特別か。

 篠山 僕は中学校まで横浜にいて、高校で県外に出た。神奈川ダービーにはいつも、知人やお世話になった先生方が見に来てくれるので、もっと頑張ろうっていう気持ちになります。

 細谷 周りの人たちが神奈川ダービーをすごく盛り上げてくれる。自然と意識はしてしまいますよね。ここまで10試合やって、まだ1度も勝てていないですけど。

 -互いの印象は。

 篠山 細谷選手は外からのシュートがすごい。当たり出したら会場全体の雰囲気がぐっと上がる。スピードもあるので、スリー(ポイント)だけを抑えればいい選手でもないし、引き出しの多さを感じる。間違いなく警戒すべき選手。


日本代表の主将としても活躍する川崎・篠山=10月12日、川崎市とどろきアリーナ
日本代表の主将としても活躍する川崎・篠山=10月12日、川崎市とどろきアリーナ

 細谷 篠山さんはマッチアップしていて嫌。守備がしつこいし、手が長いのでパスを出すにもすごく神経を使う。1秒たりとも気が抜けない。試合中の状況判断は、僕自身すごく勉強させていただいている。

 -細谷選手は学生時代、1学年上の篠山選手に憧れたか。

 細谷 僕は中学からバスケットを始めた。もちろん旭中の篠山さんのことは知っていたけど、僕は秦野南が丘高時代は、地区大会に出るのがやっとで、全国優勝した北陸高時代の篠山さんを専門誌で見ていた側。神奈川のバスケ選手といえば、田臥勇太さんの次に来るのが篠山さんですね。


スピード感あふれるプレーでチームをけん引する横浜・細谷=17日、横浜国際プール
スピード感あふれるプレーでチームをけん引する横浜・細谷=17日、横浜国際プール

 篠山 細谷は(栃木の下部組織だった)Dライズから西宮に行ったんだよね。数年前に西宮と戦う時、ミーティングで「細谷っていうのがいるから外を警戒しないといけない」って、そこで初めて認識した。その後、何かの時に「あいつ神奈川出身らしいよ」と言われてそうなんだ、と。

 -ダービーで神奈川のバスケ界を盛り上げたいという思いは。

 篠山 神奈川はミニバス、中学まではすごく盛んだけど、高校、大学はなかなか全国で勝てない。僕もそうだけど県外に出る選手が多いから。僕の時のJBL(日本リーグ)は本当に狭き門で、県外の強豪校に行くしかなかった。今は細谷みたいなバックボーンでも、トップのBリーグで活躍できる。そういう部分も神奈川でバスケをやっている子たちに知ってもらえれば、もっと活性化できる。

 細谷 理想としては、横浜と川崎がチャンピオンシップ(CS)の決勝、横浜アリーナで激突したい。神奈川をもっと盛り上げていくためには、やっぱり両チームが切磋琢磨(せっさたくま)していかないと。日本代表のキャプテンとして篠山選手がいるのは、神奈川の選手たちにとってすごく勇気を与えている。僕もそこに少しでも食い込めるよう頑張りたい。


初めての対談を終え、互いの健闘を誓い合って固く握手を交わす川崎の篠山(右)と横浜の細谷
初めての対談を終え、互いの健闘を誓い合って固く握手を交わす川崎の篠山(右)と横浜の細谷

 しのやま・りゅうせい 旭中、福井・北陸高、日大を経て、2011年に東芝(現川崎)に入団。14年から主将を務める。20年東京五輪出場を目指す日本代表でもキャプテンとして日の丸を背負う。ポイントガード。178センチ、78キロ。30歳。横浜市青葉区出身。

 ほそや・まさし 二宮西中、秦野南が丘高、関東学院大を経て2012年、当時JBL2部に所属していた栃木の下部組織Dライズ入団。兵庫(現西宮)、サイバーダインつくば(現茨城)を経て、16年に横浜に加入した。今季から主将。ポイントガード。173センチ、72キロ。29歳。二宮町出身。



川崎10戦全勝も接戦か


 川崎は今季11勝8敗で中地区2位。開幕3連勝の後、一時は4連敗と苦しんでいたが、主将篠山、点取り屋のファジーカスが大車輪の活躍を見せ、今季から加わったエドワーズ、マクリンの強力な外国人選手2人のコンビネーションが改善され、チームの勢いは増してきている。

 4勝15敗で中地区最下位に沈む横浜は、18日の福岡戦で連敗を7でストップさせた。栃木をBリーグ初代王者に導いた実績を持つトーマス・ウィスマン監督(69)の下、徐々に歯車がかみ合いつつある。シューター川村、法大3年の中村をはじめ、ベテランと若手の融合も進んでいる。

 Bリーグ発足後、過去10度行われた神奈川ダービーマッチは全て川崎が勝利。昨季は川崎が東地区だったため2戦しか行われず、とどろきアリーナでの開催は2季ぶりとなる。3月に行われた最後の直接対決では前半まで横浜がリードする接戦となり、今季も両チーム一歩も譲らない激戦が予想される。


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