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創意工夫のペットボトル、青空へ 平塚・東海大で競技大会

話題 神奈川新聞  2018年11月26日 02:00

ペットボトルロケットの設置作業をする参加者 =東海大学湘南キャンパス
ペットボトルロケットの設置作業をする参加者 =東海大学湘南キャンパス

 マイクロコンピューター制御による創意工夫を凝らしたペットボトルロケットを打ち上げる競技大会が25日、東海大学湘南キャンパス(平塚市北金目)で行われた。同大の学生らでつくる「Tokai Dream Space Team」が主催と運営を行い、中学生から社会人まで“科学者”たちが集結。試行錯誤を重ねて開発した本格的なロケットが次々と秋の青空に飛び上がった。

 学生の課外活動を推進する同大チャレンジセンターのプロジェクトの一環。競技大会は子どもや若者に新たなことに挑戦する楽しみを知ってもらう狙いで今年で4回目。中高生を含む11チーム約40人が参加、9月から同大で講習会を受講するなどし、ロケットの開発にこぎ着けた。

 打ち上げるロケットは2段式で、「燃料」となる水と空気を入れたタンクと模擬人工衛星を積んだペイロード(搭載物)が空中で分離する仕組み。センサーなどで高度を観測し、「空中で音楽を鳴らす」「上空からカメラ撮影をする」「パラシュートを展開する」など、各チームが独自に設定したミッションの達成度を競った。

 私立聖光学院中学校・高校(横浜市中区)からは同好会「宇宙開発研究会」の中高生5人が参加した。同好会は同校出身の宇宙飛行士・大西卓哉さんの活躍に触発され、2015年からペットボトルロケットの開発にいそしんできた。

 上空でペイロードに積んだ紙テープが花火のように舞うという計画だったが、打ち上げではうまくペイロードがタンクと切り離されず失敗。同学院高校2年の須永祐大さん(17)は「大学生や社会人との交流で新たなアイデアを見つけることができた」と前を向いた。

 私立文京学院大学女子高校(東京都文京区)からは生徒6人が2チームに分かれ挑戦。プログラミングも独学で学ぶなど手探りだったが、打ち上げたパラシュートからあめを落とすミッションに成功した。同校1年の糸山愛結さん(15)は「飛んだ瞬間、報われたと思った」と振り返り、神原日向さん(16)も「知らないことばかりだったけど楽しかった」とそろって笑顔だった。


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