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PAC3、高台移動へ 横須賀空自、津波対策で年内に

社会 神奈川新聞  2016年11月08日 02:00

 防衛省南関東防衛局は7日、航空自衛隊武山分屯基地(横須賀市御幸浜)に配備している地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の発射機搭載車両を、津波対策として12月末までに同市長井の高台に移動することを明らかにした。同日、市に通知した。

 防衛省が2015年度に行った津波シミュレーションでは、相模トラフ沿いで巨大地震が発生した場合、海抜2メートルの分屯基地に5~10メートル級の津波が到達すると予測。「施設全域が甚大な被害を受ける恐れがある」としている。

 このため、約1・5キロ離れた同基地の長井統制地区(海抜28メートル)に車両を移動。有事の際は同基地に戻して運用するという。市への通知では「将来にわたり(長井地区での)実弾の保管や発射は行わない」とした上で、模擬弾を用いた訓練は行うとしている。

 同基地には首都圏防衛の目的で08年からPAC3を配備。最大5台まで配備できるとされるが、今回の移動台数は明らかにしていない。市は「移動には公道を使うことになり、近隣住民の安全に配慮してほしい」としている。

 11年の東日本大震災では、大津波で松島基地(宮城県東松島市)が被災していた。


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