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日本将棋連盟指導棋士五段、本紙将棋担当記者
将棋のはなし(84)オセロ大会①黒星スタート

カルチャー 神奈川新聞  2018年11月22日 11:03

【2018年11月18日紙面掲載】

 今週から3回は「オセロのはなし」。初めて出場したオセロ大会の自戦記にお付き合いを。

 4日、川崎市で開催された「神奈川オープン」。部門は強豪がそろう「無差別」と、初心者でも参加可能な「一般」に分かれている。私は迷った。

 約2年、ネットで実戦を積み、レーティングも上がってきた。でも段や級は分からないし、対面して人と打ったこともなければ、20分という長い持ち時間も未経験だ。

 役員に聞くと「そのレートならどちらでも。初めてなら一般の方がいいかな」と言ってくれたので、素直に従った。

 初戦。開始してすぐ違和感に気づいた。思うように手が読めないのだ。

 ネット対戦では着手可能地点に印が出るし、互いの石数も常に表示されている。無意識にそれらを頼っていたみたいで、どこに打てるか確認するだけで一苦労。形勢判断もおぼつかない。石を裏返す作業も不慣れで、返し忘れることもあった。

 これだけ言い訳を並べれば結果はお察しいただけたと思う。31対33で惜しくも2石差負け。黒星スタートとなった。

 大会はスイス式6回戦で、基本的に同じ成績の人と対戦が組まれる。しかし一般部門の参加は30人なので、2回戦は1局だけ「勝ち対負け」になる。石差も計算に入れるため、私は1敗最上位のようで、2戦目は初戦を勝った少年が相手。

 彼の手合カードには「1級」の表記がある。初段以上は無差別部門に出るので、これは強敵だ。


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