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新幹線一番列車運転士がトーク 山北町、D52運行予定も

社会 神奈川新聞  2018年11月22日 02:00

トークショーへの来場を呼び掛ける関亀夫さん(左から3人目)ら「山北町鉄道公園D52線路延伸協議会」のメンバーら
トークショーへの来場を呼び掛ける関亀夫さん(左から3人目)ら「山北町鉄道公園D52線路延伸協議会」のメンバーら

 1964年開業の東海道新幹線の栄えある一番列車を走らせた2人の元運転士らによるトークショーが23日、山北町山北の町立生涯学習センターで催される。市民有志でつくる「山北町鉄道公園D52線路延伸協議会」などが主催し、一番列車にまつわる裏話や、開業の9日後に開幕した東京五輪に関するエピソードなどが披露される。事前申し込みは不要。

 トークショーで登壇するのは、同協議会長でもある関亀夫さん(85)=同町=と、埼玉県久喜市の大石和太郎さん(85)。同協議会によると、東海道新幹線が開業した同年10月1日、東京-新大阪間の上下線で一番列車の運転を担った4人は約140人の中から選ばれ、関さんと大石さんはともに新大阪発「ひかり2号」を運転した。

 新大阪発の一番列車は、「定刻に到着するために東京駅手前で速度を緩めて走行していたところ、山手線に追い越された」といった逸話が有名という。トークショーでは運転中のエピソードなど、これまで公にされてこなかった、さらなる裏話を紹介。同年10月10日に開幕した東京五輪についても語る。

 トークショーは2部構成で、蒸気機関車をテーマとしたパネルディスカッションにも大石さんや関さんら4人が登場。会場ではほかに、2人のサイン入りの行き先表示板のレプリカなどのグッズ販売や、初代0系新幹線の先頭部カバーの展示などもある。

 同協議会は2017年3月に発足。山北鉄道公園(同町山北)に保存され、16年秋に再始動した蒸気機関車D52の線路延伸に向けて、延伸にかかる費用集めなどの活動をしている。今回は関さんらのトークショーを通じ、蒸気機関車のファンを増やして活動の後押しになればと企画した。

 トークショーの入場は、当日会場で先着270人に販売される300円の記念入場券の購入者が対象。記念入場券の代金は、全額線路延伸費用として活用されるという。

 東京発新大阪行きの一番列車の運転士2人は既に他界しており、関さんと大石さん2人によるトークショーは初めて。質疑の時間が多く設けられており、関さんは「どんな質問でもいいので聞いてほしい」と来場を呼び掛けている。

 午後2時半~4時20分。問い合わせは、協議会事務局長の武芳和さん電話090(8728)9153。

 この日は、山北鉄道公園でD52の運行も予定されている。同協議会は、会場の駐車場が限られるため、公共交通機関の利用を呼び掛けている。


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