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日産・西川社長会見詳報(2)「解任に値する」

経済 神奈川新聞  2018年11月20日 02:22

会見に臨む西川社長
会見に臨む西川社長

<(1)から続く>
日産・西川社長会見詳報(1)「ゴーン統治の負の遺産」

(以下記者会見での主な一問一答)
 -今日のゴーン容疑者の行動は。羽田空港に4時半ごろ飛行機で到着したという話もある。

 西川 捜査そのものの状況、(身柄の)確保については私からは申し上げられない。警察の発表の通りです。

 -ゴーン容疑者の今日のスケジュールは。

 西川 今日、日本に到着するという前提だった。

 -こうした重大な会見では通常は弁護士や調査関係者が同席するケースが多い。西川社長が一人というのは、何か考えがあってのことか。

 西川 捜査中なので(話せることに)限定はある。警察に協力したい。その中で許されるタイミングで、なるべく早く私の生の言葉や感情の全て伝えることはできないが、私の言葉で伝えたくて極力早く(会見を)設定した。時期がくれば詳細な社内調査の内容を説明できる。そのときには専門家を同席させる。

 今日は私も大きなショック受けている。その部分は大変な重大事案で申し訳ないが、私から話したかった。

 -日産ブランドの車を愛している人は大きなショック受けている。騒ぎになっていることについてはどうか。

 多くの日産ファン、さまざまな皆さまのサポートいただいてきた。そういう中でこのような事案が起きてしまったことに大変申し訳ないという気持ちでいっぱいだ。

 われわれができることは、ガバナンス(企業統治)について猛省し、よく振り返ってみることです。それが原因とは言わない。1人に権限を集中していても立派な人はいる。ただ、長年、実力者として君臨してきた弊害は大きいということを痛感しているし、ガバナンスが事業運営の上でも目に見える形で問題を解消して姿をみていただくしかないと思っている。

 -今回、内部通報ということだが監査役から指摘されたのか。それはいつごろか。調査はどの程度か。

 西川 答えにくい。いずれタイミングをみてお話したい。

 -(今回の件について)把握している限りで日産で不正したのは2人だけか。

 西川 この2人(ゴーン、ケリー両容疑者)がわれわれの調査の結果、首謀ということは確認していて、それ以上は捜査に関係するので控えます。

 役員がこの件を知ったのはつい先ほどのことです。事案の中身や、秘匿について注意していたので、役員も今聞いて一体何があったのか、という感覚でいるだろう。そういう中で先ほど状況シェアした。

 従業員や取引先の皆さんは非常に大きな心配や不安を抱えている。業務を不安定にしないように全力を尽くす。

 従業員も不安だろうから、役員が先頭に立って支障が出ないようリードしよう、ということと、捜査に全面協力しようと申し合わせた。

 -私的流用について、(容疑が)背任行為ではなく金融商取引法ということだが、その受け止めは。

 西川 捜査に関することなので私が見解を言うことではない。ただ、社内で調査、報告している。捜査も並行して進めている。その中で、捜査の対象なり刑事罰の対象については判断できない。

 ただし、それぞれ大きく三つの事案がある。そのどれをとってみても、会社としてみると取締役の解任に当然値するものと理解している。

 詳細な捜査の結果、弁護士、専門家にみていただいて、解任に値すると意見いただき、3つの点で解任する。どの事案も、捜査の対象、刑事事件になるか私には分からないが、会社としては容認できない。

<(3)に続く>
日産・西川社長会見詳報(3)「クーデターではない」


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