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浮動票の行方は 茅ケ崎市、大磯町、二宮町の地方選挙

選挙 神奈川新聞  2018年11月17日 02:00

期日前投票に足を運ぶ有権者ら=二宮町生涯学習センター「ラディアン」
期日前投票に足を運ぶ有権者ら=二宮町生涯学習センター「ラディアン」

 まちの明日を占う茅ケ崎市長選、同市議補選、大磯町長選、二宮町長選、同町議選は、いずれも18日の投開票が迫る。各選挙管理委員会は投票を呼び掛け、浮動票の取り込みを図りたい各陣営もその行方を気に掛けている。横浜地方気象台によると県内の18日の天気予報は曇り。果たして投票率はアップするか。

茅ケ崎市


 茅ケ崎市長選は本来、2019年4月の統一地方選に合わせて実施される予定だったが、服部信明市長が10月4日に脳出血で急逝したことを受け、半年前倒しされた。そのため、各陣営からは「市長選があることを知らない有権者もいる」「投票率は過去に比べて低くなるのではないか」と懸念の声が聞こえる。

 市選管によると、市長選の投票率は1999年の55・07%を最後に、2003年以降は5割を切る状況が続いている。前回の15年は46・37%で過去2番目の低さだった。

 今回は選挙権年齢が満18歳以上に引き下げられて初の市長選。市選管は「少しでも若者に関心を持ってもらいたい」と期日前投票の期間や場所、投開票日の時間を記した紙ナプキンや、ちらし入りのポケットティッシュを市内の大学や高校などに配布し、投票を呼び掛けている。

 期日前投票所は前回3カ所での実施だったが、今回は新たに「ハマミーナまなびプラザ会議室」(同市浜見平)が加わり、4カ所で行われている。15日現在、7656人が訪れ、前回の同時期(7546票)をわずかに上回っている。

大磯・二宮町


 期日前投票は14日現在、大磯町は680人と前回を上回り、二宮町も前回の2倍を超える1202人と順調に滑り出している。

 毎回町長選と町議選のダブル選挙となる二宮町の投票率は、1998年に71・19%の高水準を記録したが減少傾向が続く。町長選が無投票になった2010年は50・82%まで落ち込んだ。

 これまで二宮町役場で行われていた期日前投票所が今回、両選挙では初めて生涯学習センター「ラディアン」に移転。町関係者は「町役場は丘の上にあって高齢者にはきつい。ラディアンなら足も運びやすい」と投票率アップを期待する。初日の14日に443人、15日に759人が訪れ前回の同時期(599票)を大幅に上回った。

 投票率の行方に気をもむのは各陣営も同じだ。町長選のある陣営は「うちは政党色もなく、盤石な後援組織もない。町議選との相乗効果で投票率が上がってくれれば」と言う。別の陣営は「争点も分かりづらく有権者の関心も薄れがち」と危機感を募らす。「子育て世代は行政への問題意識も高い。純粋に政策を訴えれば響くはず」と若い世代の支持獲得に躍起となる。

 有権者は1票に思いを託す。期日前投票をした60代女性は「小さな町で財政問題は深刻。将来に負担を残さないでほしい」と訴えた。別の60代男性も「過疎傾向で町が元気をなくしている。目の前にある現実を変えて」と願った。

 一方、町議補選が無投票となり町長選単独となった大磯町。前回は過去最低の46・07%を記録するなど、投票率低迷に歯止めがかからない。期日前投票も14、15日の2日間で前回選挙の454人を上回ったものの、人口が少ない二宮町の半数程度になっている。

 期日前投票所は二宮の2カ所に対し、大磯は1カ所だ。今回は初めて有権者に郵送する投票所入場券の裏面に宣誓書を記載。同町選挙管理委員会は「少しでも投票をスムーズにする第一歩にしたい」としている。


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