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〈時代の正体〉「SOGIハラ」なくせ 川崎で企業向けセミナー

時代の正体 神奈川新聞  2018年11月16日 02:00

参加者からの質問に答える講師の原さん(左から2人目)=川崎市川崎区
参加者からの質問に答える講師の原さん(左から2人目)=川崎市川崎区

【時代の正体取材班=石橋 学】性的少数者(LGBTなど)が働きやすい職場の在り方を学ぶ企業向けセミナーが15日、川崎市川崎区で開かれた。NPO法人「共生社会をつくるセクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク」の代表理事、原ミナ汰さんを講師に民間企業や市職員など約20人が参加した。市人権・男女共同参画室の主催。

 女性として生まれ、女性と男性のいずれでもないエックス・ジェンダーを自認する原さんは、多様な性を巡る嫌がらせ「SOGI(ソジ)ハラスメント」について解説。「心身の病気や自死につながり、いじめやハラスメントがはびこるようになる」と対応の必要性を説いた。

 質疑応答では、まちづくりに携わる鉄道会社の社員から「LGBTが暮らしやすいまちとは」との質問が出た。原さんは「自分を隠さなくてすむ居場所があることが一番。理解者や家族、友人と集う場が小さなコミュニティーになり、前向きな気持ちになれる」とアドバイス。

 「性について話題にしづらい」という参加者には、社会に定着した負のレッテルに基づき、おとしめる(ダウン)▽同調を求める(イン)▽遠ざける(アウェー)という差別と排除の構造を説明。「対等な存在として尊重し、違いを認め、距離を縮める。ダウン、イン、アウェーと反対の行動をすれば差別の構造が崩れ、けんかもできる普通の人間関係が築ける」と呼び掛けた。

 セミナーは3回連続講座で12月21日と来年1月25日にも開かれる。1回のみの受講も可。申し込み・問い合わせは市人権・男女共同参画室電話044(200)2316。


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