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「大声援で送り出したい」 川口選手引退に地元ファンら

スポーツ 神奈川新聞  2018年11月15日 02:00

上溝小学校を訪れ、児童とハイタッチする川口選手(中央)=2017年4月
上溝小学校を訪れ、児童とハイタッチする川口選手(中央)=2017年4月

 サッカー日本代表のゴールキーパーとして4度のワールドカップ(W杯)を経験した川口能活選手(43)が14日、相模原市内で引退会見を開いた。現役最後の日々を過ごしているJ3のSC相模原では率先してファンと交流し、チームの顔として愛されてきた。会見で「サッカーが好きだと再認識できた」と相模原での3年間を振り返った川口選手を、地元ファンは感謝の気持ちを込めて送り出すつもりだ。

 SC相模原の応援団体「グリーンバルク」代表の宮川大介さん(42)は「スーパーセーブの数々が忘れられない。もっと長く活躍してほしかった」とため息をつく。試合後にサポーターとハイタッチをする恒例のイベントでは先頭に立ち、一人一人と丁寧に言葉を交わしていた姿が印象に残っている。「ファンを大切にする気持ちが伝わってきた」と振り返る。

 12月2日に相模原ギオンスタジアム(同市南区)で行われる今季最終戦のチケットの売れ行きは好調で、ゴール裏の席以外は完売。宮川さんは「大きな声援で送り出したい」と意気込む。

 同市緑区の「アトラソンサッカースクール」代表を務める西条光進さん(42)は、静岡・清水商(現清水桜が丘)高のサッカー部で川口選手と3年間プレーした。一緒に全国制覇を成し遂げ、キャプテンだった川口選手について「サッカーが大好きで、真面目で努力の人。いつも最後まで残って練習していた。横浜マリノスに進む時も相談を受けた」と懐かしむ。

 同じ相模原にいることに縁を感じ、川口選手のサッカーに対する姿勢をジュニアチームの選手に伝えてきた。西条さんは「日本のサッカーの発展のため、これからも貢献してほしい。最後の試合は応援に行きたい」と話す。

 SC相模原はホームタウンの相模原、座間、綾瀬、海老名市、愛川町の小学生にホームゲームの全試合を無料で観覧できる年間パスを発行している。川口選手はこの取り組みのPR役も務め、昨年4月にはチームを代表して相模原市立上溝小学校(中央区)を訪問し、全校児童と交流した。

 こうした活動がきっかけとなって同校では本年度から、体育のサッカーの授業にSC相模原のコーチを招いている。ボールの蹴り方などサッカーの基本を楽しみながら学び、SC相模原を家族で応援する児童が増えた。川口選手を応援してきた同校児童の1人は「引退は残念だけど、『これまでありがとう』と伝えたい」と話していた。


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