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【茅ケ崎市長選】候補者の横顔

選挙 神奈川新聞  2018年11月14日 02:00

左から、桂秀光氏、佐藤光氏、鈴木毅氏
左から、桂秀光氏、佐藤光氏、鈴木毅氏

 茅ケ崎市長選は18日の投開票に向け、3人の候補が舌戦を展開している。立候補しているのは、いずれも無所属の新人で、大学講師の桂秀光氏(62)、元県議の佐藤光氏(49)、一般社団法人顧問の鈴木毅氏(63)。各候補の歩みや政策を紹介する。=届け出順

庶民のための政治を
桂 秀光氏(62)


桂秀光氏
桂秀光氏

 2003年から市長選に出馬し今回が4度目。挑戦し続けるのには理由があるという。「政党に属さない、普通の市民が自由に立候補し、市長になることを目指している。今の日本の政治は、政治家を名乗る『政治屋』が利権を守っているだけだと思っている。特定の利権集団のためではなく、私は庶民のために頑張りたい」

 東京都内の中学、高校に通っていた頃、同じ敷地内にある大学の図書館に入り浸った。「英語の授業は真面目に受けなかったけれど、英字新聞を趣味で読むようになって、米国の新聞社に手紙を送ったこともあった」。米ミシガン州での留学生活で日本と異なる文化や価値観に触れ「社会を多面的に見なければ駄目」と感じたという。

 大学卒業後は、米国の航空会社やマレーシアの大学に勤務し、現在はインドの大学で講師を務める。1年の半分は海外に滞在しているが、日本では実家のある茅ケ崎市で過ごす。第一声の場所には、小学6年から高校2年まで暮らした鶴が台団地を選んだ。

 妻と2人暮らし。「お互い、それぞれがやっていることについて足を引っ張らない。今回の出馬についても特に何も言っていない」と笑う。

先輩の背中追い掛け
佐藤 光氏(49)


佐藤光氏
佐藤光氏

 政治家を志したのは、現在外相の要職を務める自民党の河野太郎氏(衆院15区)の影響という。元官房長官の父洋平氏の秘書から、1996年に33歳の若さで初当選した河野氏の秘書へ。「運転手など使いっ走りのような立場として一番近くにいさせてもらった。彼の行動力、バイタリティーを見るにつれ、自分も(政治家に)挑戦したいと思った」と振り返る。

 先輩の背中を追い掛け、99年の県議選に出馬し29歳で初当選した。それから20年近く。「生まれ育った茅ケ崎に恩返しがしたい」と今年7月には市長選への立候補を決めていたと明かす。

 今月11日の出陣式には選対本部長を引き受けた河野氏のほか、激励に駆け付けた県議会の仲間の姿も。「全ては茅ケ崎の未来を創るために、全身全霊を懸けて頑張っていく」と宣言した。

 故郷に好きな場所がたくさんある。「里山公園も最高だし、海もアピールしたい。夏の暑い海も良いけれど、冬の穏やかな海も良い」。ただ、一番好きな場所はやはり「わが家」。妻と9歳の双子の娘、義理の両親と暮らす自宅が最も心休まる場だ。趣味はスポーツ。「以前はジムに通っていた。運動不足なので再開しないと」

再度の挑戦 思い強く
鈴木 毅氏(63)


鈴木毅氏
鈴木毅氏

 今も昔も「烏帽子岩のある風景が好き」という。茅ケ崎市の職員だった父がよく連れて行ってくれた思い出の地であると同時に「平和を語れる場」でもあるからだ。

 第2次世界大戦後、同市汐見台と藤沢市辻堂西海岸にまたがって設置されていた旧日本海軍の辻堂演習場は米軍に接収され、演習拠点となった。海に浮かぶ烏帽子岩も砲撃演習の標的だった。「烏帽子岩の先端は吹っ飛び、大きさも半分近くになってしまった。現在は風光明媚(めいび)な場所だけど、戦争の悲惨さ、愚かさの一端を語れる場でもある。その両方を多くの人に伝えていきたい」

 2015年の市長選に出馬。現職の服部信明市長ら2人と争い、3万1053票を得た。当選は果たせなかったが、この3年半、茅ケ崎の町を歩き回り、再度挑戦したいという思いを強くしたという。「子どもの貧困が進み、学校の給食まで、ご飯を食べられない子もいる。このままでは社会の格差は激しくなる。当たり前だけど、税金は市民生活に使われなければいけない」

 妻と2人暮らし。趣味は史跡巡りとリクガメの飼育。「朝、リクガメをお風呂に入れてあげるのが日課です」


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