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思い込めた土のう袋で元気に 川崎で被災者支援を呼び掛け

話題 神奈川新聞  2018年11月12日 12:25

自然災害の被災者を応援する絵やメッセージが描かれた土のう袋=川崎市多摩区の松本傳左衛門農園トカイナカヴィレッジ
自然災害の被災者を応援する絵やメッセージが描かれた土のう袋=川崎市多摩区の松本傳左衛門農園トカイナカヴィレッジ

 絵を描きメッセージを添えた土のう袋で自然災害に遭った被災者を励ます「被災地へ土のう袋を送るプロジェクト Fromカワサキ」が川崎市内で行われている。プロジェクト事務局は「誰でも簡単に被災した人々とつながり、元気づけられる支援」と参加を呼び掛けている。

 プロジェクトは、茨城県那珂市でそば店を経営する佐々木典明さん(59)が同県常総市で2015年9月にあった鬼怒川決壊による水害をきっかけに開始。同市をはじめ、16年4月の熊本地震や18年7月の西日本豪雨などの被災地に約4万枚を届けた。

 佐々木さんは「保育園児からお年寄りまで幅広い世代が協力してくれた。常総市の被災者が土のう袋のメッセージを見て涙を流したことが忘れられず続けている」と動機を語る。

 活動に共感した川崎市多摩区東生田の農業体験施設・松本傳左衛門農園トカイナカヴィレッジを運営する西山雅也さん(52)らが8月、施設内にプロジェクトの川崎事務局をつくり参加を募ったところ、3カ月ほどで100枚超の絵入りメッセージのある土のう袋が集まった。

 事務局まで土のう袋を取りに来てもらい、絵や被災者を応援する温かいメッセージを入れて戻す方法。集まったカラフルな土のう袋は近く、那珂市の佐々木さんに届けられ、その後全国の台風や水害、地震などの被災地に送られる予定だ。

 西山さんは「頻発する災害の被災地では、がれきやごみなどを入れた土のう袋が積み重なり殺風景な風景になっている。ボランティアとして現地に入れない子どもやお年寄りたちでも、カラフルな土のう袋で被災者を応援する気持ちを伝える方法」と話す。

 問い合わせは、プロジェクト事務局の西山さん電話080(1066)2278。


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