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【決算】通期見通し下方修正 有価証券残高を縮減 9月中間 横浜銀行

経済 神奈川新聞  2018年11月10日 02:00

中間決算を発表する大矢恭好頭取=9日午後、横浜市西区の横浜銀行本店
中間決算を発表する大矢恭好頭取=9日午後、横浜市西区の横浜銀行本店

 持ち株会社コンコルディア・フィナンシャルグループ(FG)が9日発表した横浜銀行の2018年9月中間決算は、本業のもうけに相当する実質業務純利益が前年同期比15・6%減の369億8200万円だった。預金貸出金利息は微減にとどめたが、有価証券の保有総額を減らしたことが減益要因となった。下期での挽回が難しいとみて通期業績見通しを下方修正した。  売上高に当たる業務粗利益は6・7%減の870億6900万円、純利益は6・8%減の285億1700万円だった。

 有価証券の保有残高は昨年9月末と比べ13・2%減の1兆9738億円と大きく減らした。

 有価証券残高を減らしている点について、大矢恭好頭取は「世界的な経済情勢の方向性を見定めている段階。ここを底に回復へ向かうのか。見極めにはもう少し時間がかかる。それまでは慎重姿勢で臨む」と説明した。

 いわゆる「スルガ銀行問題」に起因する不動産投資市場の先行きに不透明感があることについても言及し、「個人向けアパートローンはこれまで10%程度の伸びを見込んでいたが、下期については半分(5%)程度を想定している」と話した。

 貸出金残高は前年9月末と比べ3・5%増の10兆8845億円だった。「貸出金残高を増やすことで貸出金利息が減った分を打ち消すことができた」(大矢頭取)。中小企業、個人とも貸出金残高を増やした。

 通期見通しの下方修正では当初見込みと比べ、業務粗利益が6・0%減の1757億円、実質業務純利益が13・6%減の747億円、純利益が12・8%減の560億円。通期でも減収減益の見通しを示した。


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