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丹沢大山の自然再生 下草回復「成果見える」

政治行政 神奈川新聞  2018年11月02日 02:00

県自然環境保全センター職員らから自然再生の進み具合の説明を受ける黒岩知事(中央左) =丹沢・堂平周辺
県自然環境保全センター職員らから自然再生の進み具合の説明を受ける黒岩知事(中央左) =丹沢・堂平周辺

 黒岩祐治知事が1日、東丹沢中腹の堂平(どうだいら)周辺を訪れ、県などが進める丹沢大山自然再生の取り組みで下草などが回復してきている成果を確認した。

 塩水林道終点から登山道を歩き始めた知事は、巨木のスギやヒノキが生える斜面で周辺を見学。県自然環境保全センター職員が「この辺りはかつてシカの群れが走り回り、下草が地面を覆う比率が30%程度しかなかった。間伐とシカの管理捕獲の相乗効果で、100%に回復した。県の水源環境税によって管理捕獲を強化できた」などと説明。

 知事は以前の写真と現況とを比べ、「実際に森が再生している成果が目に見えて分かり、素晴らしい。水源環境税が役に立っていることをきちんと県民に伝えることが、この税金をどうするかの大きな力になると思う」と話した。

 下山後は中村道也丹沢自然保護協会理事長、シカの管理捕獲に携わる熊澤收県猟友会会長、勝山輝男・丹沢大山自然再生委員会部会長と意見交換。中村理事長は「どのような森にしていくのか最終的な目標を示すと同時に、一般市民が森の大切さを実感できるような工夫が必要」、熊澤会長は「管理捕獲は水源税で支えられている。せっかくここまで来たものが元の木阿弥にならないよう、水源税を継続して丹沢を守ってもらいたい」などと知事に伝えた。


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