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【神奈中バス7人死傷】運転手を逮捕 過失致死傷容疑認める

社会 神奈川新聞  2018年10月30日 22:08

事故で大破した神奈川中央交通の路線バス(右)と追突された乗用車(左手前)=28日午後10時35分ごろ、横浜市西区桜木町4丁目
事故で大破した神奈川中央交通の路線バス(右)と追突された乗用車(左手前)=28日午後10時35分ごろ、横浜市西区桜木町4丁目

 横浜市西区の国道16号で28日夜、神奈川中央交通(平塚市)の路線バスが乗用車に追突し、乗客1人が死亡、乗客ら6人がけがをした事故で、県警は30日、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで、神奈中バス運転手の男(50)=横浜市戸塚区=を逮捕した。県警によると、同容疑者は「事故を起こして人を死傷させたことは間違いない」と容疑を認めている。同容疑者は事故でけがを負って入院していたが、30日夕に退院し、県警が任意で事情を聴いていた。

 同社バスの運転席後部に座っていて死亡した高校1年の男子生徒(16)=同市都筑区=の死因が脳挫傷だったことも、捜査関係者への取材で分かった。
 事故は28日午後9時15分ごろ、同市西区桜木町4丁目の国道16号で発生。片側3車線の直線で、同社バスは歩道寄りの車線を走行中、信号待ちで停車していた乗用車に追突、弾みで乗用車は前方の横浜市営バスに衝突した。神奈中バスは道路脇の柱にぶつかって停車した。

 県警によると、同社バスは、現場から約200メートル手前でも道路脇の柱などに接触する事故を起こしていたとみられ、県警はドライブレコーダーを解析するなどして死傷事故に至った経緯などを調べている。
 調べに対し、同容疑者は「被害者に対し大変申し訳ない。もう車の運転はしない」とも話している。

 同社によると、同容疑者は事故後、同社に電話で「運転中に意識を失った」との趣旨の連絡をしていた。勤続約17年のベテランで、直近の4月の健康診断では特に問題はなかったという。

 同社は30日に開いた決算会見で、大木芳幸常務取締役が、同容疑者の勤務状況などのチェックをしていると説明した上で、「当社のバスを利用したお客さまが死傷した。当社に責任の一端があると考えている。再発防止を図ることが使命と自覚している」と述べた。

 国土交通省関東運輸局は29日に同社に監査に入り、過労運転などがなかったかなどの調査を開始した。


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