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明治神宮大会予選
大学野球横浜市長杯争奪 29日、横浜スタジアムで開催

スポーツ 神奈川新聞  2018年10月28日 11:10

 大学野球の明治神宮大会予選を兼ねた横浜市長杯争奪第14回関東地区選手権大会(神奈川新聞社など後援)が29日から4日間、横浜スタジアムで開催される。神奈川、首都、東京新、関甲新、千葉県の各連盟の秋季リーグ上位2校が出場し、トーナメント方式で争う。


組み合わせ表
組み合わせ表

 14年ぶりに春秋連覇を果たして8年ぶりの神宮出場を目指す神奈川1位・神奈川大、2013年に神宮初制覇した神奈川2位の桐蔭横浜大のほか、6月の全日本大学選手権で準優勝だった千葉県1位の国際武道大などが上位進出を狙う。

 決勝に進んだ2校は、第49回明治神宮大会(11月9日から6日間・神宮球場)の出場権を獲得する。県勢の注目選手2人と各校の陣容を紹介する。

春の悔しさぶつける
神奈川大 神奈川1位


 岸川監督の就任初年度に14年ぶりのリーグ戦春秋連覇を達成。最優秀投手の重田(3年)、ベストナインの百瀬(同)が長いイニングを投げて、防御率0・89のエース中野につなぐのが必勝パターンだ。マウンド度胸のある前田(1年)も先発、中継ぎにフル回転する。

 12試合で70打点の攻撃力を誇る。5本塁打の4番政井(4年)、19打点の左の巧打者・冨岡(3年)、打率4割で首位打者の梶原(1年)ら役者がそろう。

 今季5失策の守備も、主将夏井、江越(4年)の二遊間を中心に隙がない。2年ぶりの関東の舞台で躍進し、初戦敗退に終わった今春の全日本選手権の悔しさを晴らす。


夏井 脩吉内野手
夏井 脩吉内野手

集大成 快音響かせ
神奈川大 政井 隆征 内野手



 「4番として自分のバットで頂点に導きたい」。14年ぶりに春秋連覇を果たし、3年ぶりに「関東」に挑む神奈川大の4番政井は力強い。

 主砲がこの秋、強烈なインパクトを残したのが開幕第2戦だった。初回の豪快な3ランを含む1試合2発。岸川雄二監督(45)が持つリーグ記録8本塁打には届かなかったものの、シーズン5発という好成績を残した。


リーグ最終戦で決勝打を放ち14年ぶりの春秋連覇に導いた神奈川大・政井
リーグ最終戦で決勝打を放ち14年ぶりの春秋連覇に導いた神奈川大・政井

  鹿児島実高時代は主将で5番打者として活躍。当時は中距離砲だったが、大学では指揮官とともにフォームづくりから取り組み、「無理に力まず手首を返して打つ」ことを徹底。リーグ屈指の大砲へと成長を遂げた。

 今春は本塁打なしとスランプに陥った。悩み抜いた末、「空振りかホームランだけ狙おう」と吹っ切れたという。連覇を決めた神奈川工大戦で決勝打を放つなど、勝負強さが増した。

 そんなスラッガーも「今年が野球人生最後のシーズン」と決めている。社会人チームから声が掛かったが「上でやりたかったけど、打てるだけじゃ通用しない」と就職の道を選択した。

 今大会が集大成の大舞台。「全部打ちにいきたい」と横浜スタジアムに快音を響かせる。

まさい・りゅうせい 内野手。右投げ右打ち。187センチ、85キロ。鹿児島実高。経済学部4年。

主戦軸に投手層厚く
桐蔭横浜大 神奈川2位


 6年ぶりとなる神宮制覇へ、まずは5年ぶりの関東地区選手権での優勝を目指していく。

 今秋6戦で先発した右腕大城(4年)が投手陣の軸。140キロ台前半の直球と変化球で最少失点で試合を組み立てられる。山地(同)や利光(同)の強力救援陣に加え、リーグ通算13勝の三浦(3年)や左腕片山(2年)ら投手層は厚い。

 打線は1番佐藤靖(4年)が塁に出て、鈴木聖(同)がつなぐ。大砲渡部(2年)、5番霜田(同)は打率4割超えでチャンスに強い。

 守備は遊撃中井(4年)を中心に、捕手・大貫(3年)のリードも巧みだ。主将・千葉(4年)のベンチワークも頼もしい。


大城 祐樹投手
大城 祐樹投手

全国へもう一暴れ
桐蔭横浜大 大城 祐樹 投手



 4年分の思いをぶつけにいく。「何度も与えてもらったチャンス。自分に勝ち星が付かなくてもいいから勝利に貢献したい」との思いでマウンドに立つのが桐蔭横浜大の大城だ。

 ベース上でぐっと伸びる140キロ台の直球とカットボールで攻める右腕は今秋、悔しさを味わった。リーグ最終週の関東学院大1回戦。優勝には勝ち点奪取が絶対条件だったが、八回途中に勝ち越しを許して降板。神奈川大の春秋連覇を許し、2008年以来の無冠に終わった。


力強いストレートで試合を組み立てる桐蔭横浜大の右腕大城
力強いストレートで試合を組み立てる桐蔭横浜大の右腕大城

 1年春から出場機会を得たが目立った成績は残していない。ただこの秋はリーグ通算13勝の三浦との二枚看板として6戦に先発。「回の先頭を封じることに徹してきた」とテンポ良い投球で強力打線にリズムを与えた。阪神のドラフト4位指名を受けた2学年上の斎藤(ホンダ)から「気持ちを強く持ち思い切りよく腕を振れ」と教わったことも生きた。

 初戦の相手は昨年準優勝の創価大だ。今夏の練習試合で4回無失点に封じた実績のある背番号18は言う。「最後まで自信を失わずに投げ抜きたい。全国へ行くために、もう一暴れしたい」。神宮への道を自らの右腕で切り開く。

おおしろ・ゆうき 投手。右投げ左打ち。183センチ、87キロ。北海道・遠軽高。法学部4年。


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