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住民ら忠臣蔵熱演、藤野村歌舞伎 藤野芸術の家

話題 神奈川新聞  2018年10月28日 02:00

地元住民が熱演した藤野村歌舞伎公演「仮名手本忠臣蔵 祗園一力茶屋の場」=相模原市緑区牧野の藤野芸術の家
地元住民が熱演した藤野村歌舞伎公演「仮名手本忠臣蔵 祗園一力茶屋の場」=相模原市緑区牧野の藤野芸術の家

 相模原市緑区の旧藤野町の住民が演じる第27回藤野村歌舞伎公演が27、28の両日、同区牧野の藤野芸術の家で行われている。27日は「仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場」が演じられ、200人ほどの観客が熱演を楽しんだ。

 藤野村歌舞伎は戦時中までは旧藤野町の各地区で演じられていた。戦後は衰退し1965年を最後に途絶えたが、その後、復活への動きが進み92年11月に復活公演を実施。現在は藤野歌舞伎保存会(諸角安治会長)が主催し定期公演を行っている。

 今回は芝居に先立ち、音楽や効果音を奏でる「下座(げざ)」を解説するワークショップも開催。ザルに入れた豆をころがして波の音を表現したり、大太鼓で水の音を表すといった工夫を担当者が説明した。

 芝居に先立って大学生の高崎夏帆さん(19)=同区牧野=が、藤野村歌舞伎の歴史を説明するとともに「下は8歳から上は78歳までスタッフ、キャスト合わせて70人。30周年、50周年へ向け、さらに稽古に励みたい」と口上を述べた。

 「祇園一力茶屋の場」は、忠臣蔵の中でも、祇園の茶屋で大星(おおぼし)由良助(ゆらのすけ)(大石内蔵助)が、あだ討ちの意図を隠して茶屋遊びをする場面。夏ごろからの練習で磨いた演技におひねりが飛んだり、来場者から「本物の歌舞伎座みたい」といった声も聞かれていた。

 28日は午後1時開演。「祗園一力茶屋の場」と小学生が白浪五人男を演じる「子ども白浪五人男 稲瀬川勢揃(せいぞろ)いの場」が披露される。


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