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日揮、洋上風力発電に参入 11月に専門部署を新設

経済 神奈川新聞  2018年10月27日 02:00

 プラント大手の日揮(横浜市西区)は、洋上風力発電開発案件の設計・調達・建設(EPC)プロジェクトへの参入を目指し、11月1日付で社長直轄の「ウィンドパワープロジェクト室」を新設する。同社の中期経営計画(2016~20年度)に掲げる再生可能エネルギー発電分野の事業領域拡大に向けた取り組みの一環で、案件の開拓、見積もり、プロジェクト遂行に至るまで一貫して遂行する体制を整える。

 資源エネルギー庁が7月に公表した第5次エネルギー基本計画では風力発電分野を日本国内の再生可能エネルギーの主電源の一つとして位置付けており、国内の総発電容量の約3分の1に当たる9千万キロワットの潜在力があると言われている。

 従来、国内では陸上風力発電が中心だったが、今後は洋上風力発電の拡大が見込まれ、北海道や東北、九州地方などで十数件のプロジェクト計画があるという。また世界では、風力発電の出力量は2017年末の5億3900万キロワットから、22年までに55%増加すると予測されているという。

 日揮は世界約80カ国、2万件を超えるプロジェクトを実行した経験があり、ここで培ったEPC計画をとりまとめるマネジメント力や土木・電気を中心とするエンジニアリング技術、世界規模で案件ごとに最適な資機材を集める調達力とこれを建設地に運ぶ輸送ノウハウを生かし、積極的に洋上風力発電分野に参画するという。

 早期参入を実現するための戦略の一つとして、多くの実績を持つ海外の同業他社をはじめ、国内外の重電メーカーなどとの協業も視野に入れて取り組むという。

 日揮は「これまで当社は国内外の大規模太陽光発電設備やバイオマス発電設備のEPCプロジェクトに数多く取り組んできた。洋上風力発電にも取り組むことで当社の事業ポートフォリオの拡大のみならず、世界の再生可能エネルギーのさらなる発展・普及にも貢献したい」とした。


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