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ドラフト 運命の日へ(7)富士大・鈴木翔天(投手) 一球に勝利の思いを

スポーツ 神奈川新聞  2018年10月24日 02:00

右打者の懐をえぐるようなクロスファイアで勝負する富士大・鈴木翔天
右打者の懐をえぐるようなクロスファイアで勝負する富士大・鈴木翔天

右打者の懐をえぐるようなクロスファイアで勝負する富士大・鈴木翔天
右打者の懐をえぐるようなクロスファイアで勝負する富士大・鈴木翔天

 右打者の懐をえぐるような最速149キロのストレートが富士大・鈴木翔天のトレードマーク。一球に勝利への思いを込める左腕の原点は、4年前に浴びた一発にある。

 30年ぶりの神奈川大会決勝進出を果たした向上高3年の夏。東海大相模高との大一番で、背番号7の鈴木は先発していた。

 初回1死。「最高の球で勝負した」はずの直球を、翌夏の全国制覇メンバー杉崎成輝(東海大)に右翼席へ運ばれた。四回途中2失点でマウンドを降り、チームも0-13の大敗。一つ下の吉田凌(オリックス)に20奪三振の大会タイ記録までつくられた。

 「本気で野球をやっていなかったから負けるべくして負けた」。チームでは常にエースの高橋裕也(明大)と比べられ、「意識が低いと怒られてばかり。投手と打者のどっちでもよかった」と競争を避けてきた。だが、あの夏の決勝の完敗が自他共に認めるのんびり屋を変えた。

 大学では投手に専念。体重は15キロ増えて球威もアップした。昨秋は北東北大学リーグ史上初の完全試合を達成するなど実績を重ね、「投手として一番いい体格。ベース付近での球が力強い」(ベイスターズ河原スカウト)とプロにも注目されるようになった。

 「ぼんやりした夢が現実味のある目標になった。プロでも真っすぐで勝負したい」。光り始めた大器は過去の自分と決別し、前だけを向いている。

すずき・そら 万騎が原中(瀬谷シニア)-向上高-岩手・富士大。投手。185センチ、80キロ。左投げ左打ち。22歳。


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