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提供品で子ども支援 中区の市民グループ「お宝レンジャー」

話題 神奈川新聞  2018年10月22日 13:44

バザーの打ち合わせをする(右から)大井さん、小海さん、野々口さんら「お宝レンジャー」のメンバー=横浜市中区
バザーの打ち合わせをする(右から)大井さん、小海さん、野々口さんら「お宝レンジャー」のメンバー=横浜市中区

 家庭に眠る使わない食器や衣類、アクセサリーなどの提供を受けて販売し、収益を子どもの支援に役立てる活動に、横浜市中区の市民グループ「お宝レンジャー」が取り組んでいる。活動を通じて、自宅にこもりがちな人の外出につなげたり、高齢者が大切にしてきた物を若い世代に活用してもらったりという効果を生むことも目的にしており、11月に区内で開かれるバザーに初出店する。

 お宝レンジャーは、代表理事の小海祥子さん(73)が同区の地域活動講座で「高齢者の片付けを助け、子どもの役に立てる活動をしたい」と提案して始まった。このアイデアに講座メンバーだった副代表理事の野々口雅美さん(44)、大井香織さん(35)らが賛同。3月にグループを立ち上げた。

 高齢者から提供された不用品を売り、その収益を寄付することが活動の中心だが、別の目的もある。

 質の高い瀬戸物やコーヒーセットなどを持っていても、家族が減ったり年齢を重ねたりして、使わなくなった高齢者も少なくない。一方で、いい物を使いたくてもなかなか手が出せない若者もいる。両者の間で質のいい物を引き継ぎ、世代を超えたつながりを生みたいと考えている。小海さんは「物は使われてこそ価値がある。有効に役立てるお手伝いができれば」と話す。

 グループ最初の出店は、同区の児童養護施設「聖母愛児園」で11月11日に開かれるバザー。市新山下、市麦田(いずれも同区)の地域ケアプラザの協力も受けて6月から提供品を募ったところ、衣類を中心に段ボール箱約20個分が集まった。野々口さんは「届けてくれた物についての話をする人もいて、つながりができるのを感じた」と振り返る。

 将来的には、区内の空き家などを活用して常設の店舗を開き、若者や観光客らに販売したいと考えている。「良い物が売っていて、その売り上げが寄付になるという場所をつくりたい」と大井さん。少しずつ前進する活動に、小海さんは「続けることで理解や共感が生まれ、次世代に引き継ぐいい物が集まってくる希望がある」と期待する。

 提供品などの問い合わせは、「お宝レンジャー」のメール(otakararanger@gmail.com)。


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