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【高校野球秋季関東大会】桐蔭学園、常総学院と初戦 名門復活への光

高校野球 神奈川新聞  2018年10月20日 11:43

制球力と緩急を駆使した投球が光る桐蔭学園の左腕伊礼
制球力と緩急を駆使した投球が光る桐蔭学園の左腕伊礼

 9年ぶりに秋の関東切符をつかんだ桐蔭学園。春に初戦負けした悔しさと、北神奈川で8強入りした夏の100回大会の自信を胸に、法政二、向上など実力ある私学4校と、快進撃を続けた県立の厚木北を退け、決勝の舞台まで駆け上がった。

 片桐健一監督(45)は「自分たちの強みと相手の特徴を擦り合わせ、勝つために何をすればいいのか一戦一戦考え抜いてやってきた」と、スター選手がいないからこそ、相手チームの分析を徹底。試合では状況に応じて柔軟に選手を起用した。

 タイプの異なる6投手を起用し、7試合を継投で勝ち上がった。代打の成功率も高く、8選手が代打で起用され通算打率は5割をマーク。まさに適材適所の「全員野球」で、名門復活への光も見えてきた。

 今秋9試合で96安打72得点の打線は、どこからでも点が取れる。軸となる4番上川は秋の打率4割3分8厘、13打点。「決してパワーはない。むやみに豪快に振るよりも、場面に合ったスイングで流れをつかみたい」と気合がみなぎる。


力強いバッティングで今秋13打点を挙げた桐蔭学園の主砲上川
力強いバッティングで今秋13打点を挙げた桐蔭学園の主砲上川

 主将の3番森は、指揮官も信頼を置くポイントゲッターだ。4回戦では中越えに今秋チーム唯一の本塁打を放った。「チャンスで決めるんだという強い気持ちでプレーしたい」と目を輝かせる。3犠打、3盗塁と足を絡める1番冨田、7打点と勝負強い6番川久保の両1年生も頼もしい。

 投げては7試合に登板した左腕伊礼がたくましくなった。多彩な変化球を織り交ぜて打たせて取り、防御率は1・07。制球にも優れ、「誰にでも打てないコースはある。そこをうまく突いて、一つずつアウトを積み重ねたい」と闘志を燃やす。

 エースナンバーを背負う右腕長谷川は、4試合で14回1/3を投げて14奪三振、防御率0・63と安定している。地区予選で五回参考のノーヒットノーランを達成した右腕山崎も先発できるほか、左腕渡部も控えている。

 初戦は茨城1位の常総学院と相対する。強豪との対戦を見据え、片桐監督は「間違いなく格上。当たって砕けろではなく、しっかり準備して束になってぶつかりたい」と言う。2003年春以来の聖地が久々に見えてきたが、グラウンドでそれを口にする者は誰もいないという。今はただ、目の前の敵を倒すだけだ。

【地区予選】
▽リーグ戦
 8-1 柏陽(8回コールド)
10-0 神奈川大付(5回コールド)
11-1 関東六浦(5回コールド)
【県大会】
▽2回戦 6-4 法政二
▽3回戦11-2 横浜商大(7回コールド)
▽4回戦 7-2 向上
▽準々決勝7-1 光明相模原
▽準決勝10-2 厚木北(7回コールド)
▽決勝 2-11 横浜



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