1. ホーム
  2. 社会
  3. 危険運転致死に懲役10年求刑 酒気帯び追われ交差点に 地裁で公判

危険運転致死に懲役10年求刑 酒気帯び追われ交差点に 地裁で公判

社会 神奈川新聞  2018年10月16日 18:46

 大井町で昨年12月、パトカーに追跡された酒気帯びのワゴン車が乗用車に衝突し、乗用車の女性=当時(63)=が死亡した事故で、自動車運転処罰法違反(危険運転致死)と道交法違反(酒気帯び運転など)の罪に問われた無職の被告(21)=南足柄市沼田=の裁判員裁判の論告求刑公判が16日、横浜地裁小田原支部(安藤祥一郎裁判長)であり、検察側は懲役10年を求刑、弁護側は懲役5年が相当と主張し結審した。判決は19日に言い渡される。

 検察側は論告で、「制限時速50キロの一般道を時速約100キロで走る車は走る凶器で、被告は信号が何色でも構わないと赤信号の交差点に進入した」などと、運転態様の危険性の大きさを指弾。「酒気帯び運転の発覚を恐れて逃走を続け、あまりに自己中心的。落ち度のない被害者を死亡させた責任は重い」と述べた。

 弁護側は「その場の雰囲気に流されて(被告が)運転することになった」と主張。被告の年齢を踏まえ「事故以前は善良な社会人だった。更生が大きく期待できる」と情状酌量を求めた。

 被告は最終意見陳述で「一生かけて罪を償っていきます。本当に申し訳ございませんでした」と謝罪した。

 起訴状などによると、被告は昨年12月15日深夜、小田原市内の県道で、酒気を帯びた状態でワゴン車を運転し、一時停止をせずに踏切を通過。パトカーの追跡から逃れるため、大井町内の国道255号で赤信号を無視した上、時速約100キロで交差点に進入して乗用車に衝突、乗用車を運転していた同町在住の女性を死亡させた、とされる。


シェアする