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高校野球秋県大会総括 横浜、桐蔭関東へ 慶応成長、躍進厚木北

高校野球 神奈川新聞  2018年10月10日 12:23

写真左から、横浜・内海、慶応・田口、桐蔭学園・森、厚木北・奈良
写真左から、横浜・内海、慶応・田口、桐蔭学園・森、厚木北・奈良

 高校野球の秋季県大会は横浜が3年ぶり18度目の栄冠に輝き、3季連続の神奈川制覇を果たして閉幕した。選抜大会出場の選考資料となる関東大会(20日開幕・山梨県)出場権を懸け、熱戦が繰り広げられた大会を総括する。


横浜・内海
横浜・内海

 横浜は決勝でスタメン6人が1年生という若いチームながら、攻守に隙を見せずに頂点に立った。神奈川の1位校として関東大会に挑む名門は、夏春連続となる甲子園出場に期待がかかる。

 新エースの及川は、最速150キロ超の直球と切れ味鋭いスライダーで4回戦から3戦連続完投。プロ注目の左腕が、背番号1にふさわしい投球を見せた。1年生の右腕木下も決勝で粘投した。

 打っては1番小泉が慶応との準決勝で逆転サヨナラアーチを放って死闘に決着をつけ、決勝でも逆転弾と勝負強さを発揮。4番内海も決勝でソロを放つなど、夏の甲子園組の活躍が目立った。


桐蔭学園・森
桐蔭学園・森

 9年ぶりの関東切符を手にした桐蔭学園は7試合に登板した左腕伊礼が、準優勝の立役者だ。変化球を織り交ぜて打たせて取る丁寧な投球が光っていた。

 準決勝で4安打の3番森ら打線も好調だった。決勝で4失策した守備の精度を高め、2003年春以来の甲子園出場をつかんでほしい。




慶応・田口
慶応・田口

 慶応は惜しくも3年連続の関東大会とはならなかったが、横浜との準決勝で右腕田口がカットボールを軸に七回まで二塁を踏ませなかった。打っては主砲廣瀨に加え、本間、水鳥の両1年生が台頭。投打ともに前評判以上の力を見せつけた。冬の間に、さらなる成長を期待したい。


厚木北・奈良
厚木北・奈良

 創部初めて秋ベスト4の厚木北は、エース右腕奈良が6完投。力強い直球で強豪私学に一歩も引かなかった。準決勝では3番小原が適時二塁打を放って一矢報いた。2度の延長戦を制して歴史をつくった勇姿は、多くの公立校に夢を与えた。



 ともに初めて秋8強入りした光明相模原と湘南工大付の戦いぶりも見事だった。光明は6戦で2桁安打の強打で勝ち上がった。日大藤沢戦で2失点完投した左腕秋山も楽しみな逸材だ。湘南工大付のエース右腕海老原は4完投2完封。直球とスライダーの緩急がさえた。

 東海大相模は準々決勝で宿敵・横浜に敗れ、2年連続の選抜甲子園が絶望的となった。1番遠藤や、大砲西川、4番山村の両1年生ら打線は脅威なだけに、課題の投手陣の再整備が待たれる。

 横浜商は今夏敗れた星槎国際湘南との4回戦で、8番松本が劇的サヨナラ弾でリベンジを果たした。春夏秋を通じて31季ぶりに県ベスト8進出を果たし、真の古豪復活へ光が見えた秋となった。

 強豪・桐光学園は慶応との3回戦で敗れ、春夏秋を通じて9年ぶりに県大会16強入りを逃した。今夏の南神奈川大会準優勝の鎌倉学園は初戦で藤沢翔陵にコールド負けを喫した。両校とも、春以降の巻き返しに期待したい。


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