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教室に行こう
県立藤沢養護学校(藤沢市)

教室に行こう 神奈川新聞  2018年10月02日 20:31

地産地消学ぶ模擬店
「もう少しスープを入れてもいいですか」


いよいよ文化祭当日
いよいよ文化祭当日

 「絶対に完売するぞ!」

 県立藤沢養護学校鎌倉分教室生徒38人はこの夏、県立鎌倉高校の文化祭で、特定非営利活動法人(NPO法人)地域魅力代表の田中美乃里さんの協力のもと、藤沢炒(チャー)麺(メン)の模擬店を出店した。

 藤沢炒麺は、地産地消を推進し、食を通して藤沢の魅力をアピールしていくために、藤沢市と地域魅力が協働で企画・開発した地場産グルメだ。鎌倉分教室では地産地消の仕組みを学び、地域を知る学習として、2年前から藤沢炒麺の販売に取り組んでいる。

 生徒たちは、まず調理のレクチャーを受け、文化祭での販売に向けて炒麺作りの練習に臨む。

 初めて大きな鉄板を前にして戸惑う1年生に「肉はしっかり火を通すよ!」「ヘラで野菜を切るようにまぜてね」と声が掛かる。「はい!」と大きな声で返事をした生徒は調理の楽しさに気付き、目を輝かせながら炒麺をまぜていた。

 練習を続けた生徒の1人が、質問した。

 「もう少しスープを入れてもいいですか」

 「味見をして足りないと思ったら入れてね」

 「分かりました!」

 味見を任され、自分で考えながら調理をする生徒の表情は真剣そのものだ。

 練習後、みんなで試食をして意見を出し合う。


仕込みは、みんなで分担
仕込みは、みんなで分担

 「野菜の大きさがいいね」「当日はもっとお肉入れた方がいいんじゃない?」「去年くらいの量の方がいいんじゃないかな?」

 おいしい藤沢炒麺を作ろうとする生徒たちの意気込みが伝わる。

 文化祭当日、屋台前にはシャキシャキの小松菜やニンジンなどの新鮮な地場産食材を使った藤沢炒麺を求める人の列が、途切れることはない。そして、一生懸命に調理する生徒たちの手も止まることはなかった。

 生徒全員が練習の成果を発揮し、協力して386食を完売。食べた人から「おいしかったよ」と声を掛けられた生徒たちの表情は、大仕事をやり遂げたという思いで誇らしく輝いていた。


さまざまな教室から、県教育委員会の指導主事や先生らで構成する「学び見守り隊」がリポート

神奈川県教育委員会では、他にも各校の取り組みを「元気な学校づくり通信『はにい』」で紹介。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f420082/


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