1. ホーム
  2. 話題
  3. 認知症でも社会貢献諦めないで 平塚で予防啓発イベント

認知症でも社会貢献諦めないで 平塚で予防啓発イベント

話題 神奈川新聞  2018年10月01日 02:00

高次脳機能障害となった夫との日々を弾き語りで歌う「ゆみぞう」の岩澤由美子さん=平塚市浅間町の「八幡山の洋館」
高次脳機能障害となった夫との日々を弾き語りで歌う「ゆみぞう」の岩澤由美子さん=平塚市浅間町の「八幡山の洋館」

 世界アルツハイマーデーの21日、認知症予防や啓発を目的とした催しが平塚市内各地で開催され、市民らは認知症と向き合う生き方を考えた。

 「みんなの想(おも)いを灯(とも)そう!」と題した講演会と音楽会は、「八幡山の洋館」(平塚市浅間町)で行われ、約50人が参加した。講演会では湘南いなほクリニック(同市四之宮)の内門大丈医師が認知症の症状などを解説したほか、改善の可能性も指摘。「認知症になったからといって社会に貢献することを諦めないでほしい」と訴えた。

 続いて市内在住の音楽デュオ「ゆみぞう」の岩澤由美子さんが、昭和の歌謡曲を中心にギターの弾き語りを披露。平塚をテーマにした曲も歌った。

 由美子さんの夫の健三さんは2009年にくも膜下出血で倒れ、高次脳機能障害と診断された。第一線で働けなくなった健三さんを支えながらリハビリの一環で一緒にギターを一から習い始め、現在は夫婦で福祉施設などでコンサートを開くなど、二人三脚で音楽活動を続けている。

 由美子さんは「病気で失ったものも多いけれど、初めて分かったこともある。病気も神様からの贈り物」と参加者に語り掛けた。

 また市役所では、認知症の予防に役立つとされる「コグニサイズ」の体験講座が行われた。コグニサイズは椅子に座りながら、手や指先などを動かす体操で脳を活性化させる効果がある。講師役の音楽健康指導士が「指と脳は直結している。失敗すればするほど、脳が活性化する」と解説した。

 世界アルツハイマーデーは1994年、「国際アルツハイマー病協会」などが制定した。


シェアする