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「政界の奥座敷」を公開 大磯邸園、10月23日から

話題 神奈川新聞  2018年09月30日 10:50

初代内閣総理大臣を務めた伊藤博文の旧邸「滄浪閣」
初代内閣総理大臣を務めた伊藤博文の旧邸「滄浪閣」

 明治改元150年を記念し、かつて「政界の奥座敷」と呼ばれた大磯町に残る伊藤博文や大隈重信らの旧邸宅(大磯町西小磯、東小磯)の一般公開が、10月23日に始まる。いずれも現在は民有地だが、国や県、町が周辺緑地を含めて「明治記念大磯邸園」として整備を進めている。立憲政治の黎明(れいめい)期の“裏舞台”が市民に公開されるのは初めてという。

 公開されるのは大磯邸園のうち、初代首相を務めた伊藤の旧本邸「滄浪閣(そうろうかく)」のほか、初の政党内閣を立ち上げた大隈、外相として不平等条約改正に尽力した陸奥宗光の旧別邸。

 「滄浪閣」は1896年に建設。和洋を織り交ぜたモダニズム建築で当時の政界の重鎮たちも訪れた。戦後はホテルのレストランとして営業したが、2007年に閉鎖された。大隈邸は1897年に建てられ、大広間「富士の間」では宴会も開かれたという。

 1894年に建築された陸奥邸は数寄屋造りの家屋と日本庭園が当時の雰囲気を今に伝えている。大隈邸と陸奥邸は現在、民間企業が迎賓館として使用している。

 事前予約制のガイドツアーで一日最大160人を受け入れ、「滄浪閣」の外観のほか、大隈邸と陸奥邸の内部を案内する。明治天皇が伊藤に下賜した杉戸絵も公開される。

 一般公開は12月24日までで入園無料。午前9時から午後4時半まで(10月23日は13時から)。水曜日休園(10月24日は開園)。ガイドツアーの予約は10月1日からで大磯邸園ホームページ(https://meiji-ooiso.com/)の申し込みフォームなどで受け付ける。問い合わせは大磯邸園事前予約窓口電話050(8882)0344。 


大隈重信の旧邸宅の「富士の間」(国営昭和記念公園事務所提供)
大隈重信の旧邸宅の「富士の間」(国営昭和記念公園事務所提供)

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