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僕らのルーツ、日本との懸け橋に 外国につながる若者が語る

社会 神奈川新聞  2018年09月24日 09:42

さまざまな思いや経験が語られた「外国につながる若者のライフストーリー」=横浜市中区
さまざまな思いや経験が語られた「外国につながる若者のライフストーリー」=横浜市中区

 中国など外国につながる若者が、学校生活をはじめとする自らの体験や、異なる文化の中で生きることについて表現する「外国につながる若者のライフストーリー」が23日、横浜市開港記念会館(同市中区)で開かれた。同区で外国にゆかりのある若者の居場所運営や、イベントでの通訳などの活動に取り組むグループ「にじいろ探検隊」のメンバーらがステージに立ち、思いを語った。「中区多文化フェスタ」(なか国際交流ラウンジ主催)の一環。

 にじいろ探検隊は昨年12月に結成。現在、大学や高校で学ぶメンバーは、多くが中学生の時に来日し、言葉が分からず学習面で苦労したり、文化の違いに戸惑ったりした経験を持つ。

 ステージでは、外国にゆかりのあるメンバーが当事者としての気持ちを語った。「日本に遊びに来たつもりだったが、親が苦労する姿を見て、自分も残って日本で最初からやり直そうという覚悟ができた。今の自分は中国と日本の文化を持つ存在」、「中学校に編入した初日は怖かった。来日して4年、ストレスまみれという実感があるが、親に話せないことも友人には話せる」など、それぞれの経験や思いを話した。

 また、居場所の様子や地域活動の取り組みなども、メンバーが作った映像で紹介。「安心できる居場所づくりに加え、自分たちの可能性に気付き、日本と外国の橋渡し役になりたい」という目標が語られると、集まった人から拍手が起きた。

 隊長の林錦園さん(23)=早稲田大大学院2年=は、「メンバーが自信を持って話し、表現できたことがよかった。自分たちの経験や苦労は有意義なものだと思うし、伝えていきたい」と話していた。


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