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幻のサトイモ収穫始まる 開成町の特産物 27日に初出荷へ

経済 神奈川新聞  2018年09月19日 12:17

収穫したばかりの開成弥一芋を手にする武藤さん =開成町金井島
収穫したばかりの開成弥一芋を手にする武藤さん =開成町金井島

 開成町の特産品で、しっとりした甘みと粘り気の強い食感が特徴のサトイモ「開成弥一芋」の収穫が、ことしも町内で始まった。生産者が「おいしくできた」と胸を張る“幻のサトイモ”は、27日に初出荷される。

 開成弥一芋研究会会長の武藤忠治さん(75)の畑では、10アールに2200株作付けした。約1・7メートルと人の背丈ほどに伸びた茎を鎌で切ったり、スコップで掘り出したりと、収穫は全て手作業。武藤さんは「茎が太く育って芋の出来もいい」と笑顔を浮かべる。

 弥一芋は、同町出身の農家、高井弥一郎が1903年に小田原市の寺の住職から譲り受けた種芋が起源とされ、関東一円に広がった。戦後、稲作の普及や連作ができないなど栽培に手間がかかることから衰退した。

 2011年に武藤さんら農家有志が研究会を立ち上げて復活。ことしは会のメンバー26人が計1・1ヘクタールで作付けし、生産量も約16トンの出荷を見込むまでになった。昨年8月には「かながわブランド」に登録された。

 「今夏は高温だったが、町の豊富な水と会員の努力ですごくおいしい弥一芋ができた。ぜひ味わって」と武藤さん。27日以降、県内のイオンとマックスバリュ、JAかながわ西湘の直売所「朝ドレファ~ミ♪」などで年内いっぱい販売される。


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