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二宮町、時間外手当の未払い分を支給へ 町長が謝罪

政治行政 神奈川新聞  2018年09月18日 18:55

上限を超える町職員の時間外手当が長年支払われていなかったことを謝罪する二宮町の村田邦子町長(中央)ら町幹部=同町役場
上限を超える町職員の時間外手当が長年支払われていなかったことを謝罪する二宮町の村田邦子町長(中央)ら町幹部=同町役場

 二宮町が年間240時間を超過した分の時間外手当を町職員に支払っていなかった問題で、村田邦子町長は18日、会見を開き、過去2年分の時間外手当計3990万円を支払うことを明らかにした。また2014年の町長就任時から、未払いが町条例に抵触すると認識していたことを認めた。

 町によると、支払いの対象職員は16年度が副主幹以下94人で、支払総額は計1万3412時間分の手当2670万円。17年度は81人で、計6248時間分の1320万円。

 労働基準法で労働者の請求権が2年で消滅すると規定されていることから、過去2年分とした。手当を計上した補正予算案を町議会12月定例会に提出する方針。

 職員給与について定めた条例で、職場の命令によって時間外勤務をした全ての時間で手当を支払うとしながら、実際には年間240時間の上限を設けていた。未払いは人件費削減の目的などから、少なくとも1987年から行われていたとみられる。

 町によると、過去5年間の未払いの総額は1億1330万円に上る。時間外勤務が最も多かった職員は14年度で929時間で、平均は15、16年度がいずれも月23時間だった。

 町長は「本来、条例を順守すべき町が町民の信頼を損ねてしまい、深くおわびしたい。速やかに是正する」と謝罪。条例違反を認識しながらこれまで対応してこなかった点については「改善すべきとの認識はあったが、今となってはそれがこのタイミングになった」と弁明した。

 今後は非常勤職員などを増員することで時間外勤務の削減に取り組むとした。


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