
通信販売会社を舞台に、日本語の乱れをテーマにした群像劇「ら抜きの殺意」が15、16の両日、横須賀市深田台の市青少年会館で上演される。市内を拠点に活動する、アマチュア劇団「演劇集団THE素倶楽夢(スクラム)」が公演する。
若者言葉が好きな社長や顧客に敬語を使わず「ら抜き言葉」を連発する社員がいる職場に、アルバイトとして年配女性が入社。日本語の乱れに驚き、女性が改善を呼び掛けるが、トラブルになり、やがて殺意が生まれるまでの社内バトルをコミカルに描く。
劇団は「老若男女が共感できて、最後は温かい気持ちになれるストーリー。自分が話す言葉を少し振り返ってみるきっかけになれば」と期待している。
公演は15日が午後1時半と6時の2回、16日が午後1時半のみ。チケットは一般前売りが1800円で、当日が2千円。問い合わせは、劇団主宰の大溝アキラさん電話090(4944)6856。