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大井・間宮町長が引退表明 県内最多5選「ここで一区切り」

政治行政 神奈川新聞  2018年09月14日 02:00

町議会の一般質問で不出馬を正式表明する間宮町長=13日午前、大井町議会議場
町議会の一般質問で不出馬を正式表明する間宮町長=13日午前、大井町議会議場

 県内首長で最多となる5期目の大井町の間宮恒行町長は13日、次期町長選(12月4日告示、9日投開票)に立候補せず、引退する意向を正式に表明した。同日開会した町議会9月定例会で、清水豊司氏(無所属)の一般質問に答えた。

 5期20年を振り返った70歳の間宮町長は「財政的には潤沢ではなかったが、町のため、町民のため、公正無私を信条に取り組んできた」と述べ、「ここで一区切りを付け、大きな時代の変化に対応した町政を、新たな方に託すことが望ましいと決断した」と述べた。

 間宮町長は1998年12月に初当選。4期連続で無投票当選した後、20年ぶりの選挙戦となった前回は元町議の新人との一騎打ちを制し5選を果たした。

 次期町長選を巡っては、町議会議長の小田真一氏(64)と町議の諸星光浩氏(57)の新人2人が、いずれも無所属での出馬を表明している。

「後継者つくらない」


 13日の大井町議会一般質問で、次期町長選への不出馬を正式表明した間宮恒行町長は前町長への謝辞を述べたほか、取材に対しては「後継者はつくらない」と明言し、各候補者と等距離を保つ考えを示した。

 議場で5期20年の実績を振り返る前に、口にしたのは感謝だった。「前任者の瀬戸洋二町長時代、将来を見越した健全な財政運営をしていただいたおかげ」。将来を見越した堅実な財政運営が引き継がれたことに謝意を示した。

 また一般質問で引退を考えた時期について問われると、間宮町長は「昨年暮れから1年先のことを自問自答していた。私自身辞めたいという思いは強かった」と明かした。続投への期待が周囲で高まる中、70歳の古希を迎え、元気なうちに一区切りつけたい自身の思いとの調整に時間がかかったなどとした。

 町議から「ひと言で言うと身の丈に合った町政運営だ」と評価され、間宮町長は「事業展開するならば総合計画に位置付けた中で、どの仕事を実施計画の中に織り込んでいくか、展望と合わせてやってきたことが良かった」と計画性の重要さを強調した。

 12月4日に告示される次期町長選には、これまでに2人の新人が出馬表明、さらに1人が出馬の意向を見せている。間宮町長は取材に対し「後継者をつくることは落選の場合など家族にも及ぶ大きな責任がある。院政をつくることもしない」と語った。


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