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キリンビバレッジ 佐藤栄二横浜支社長
トップに聞く 地域に合わせ提案を

経済 神奈川新聞  2018年09月13日 12:25

キリンビバレッジ 佐藤栄二横浜支社長
キリンビバレッジ 佐藤栄二横浜支社長

 神奈川県をはじめ山梨県、東京都町田市までを管轄するキリンビバレッジ首都圏地区本部横浜支社。この春、支社長に佐藤栄二氏が就任した。寒川町の湘南工場などを生かしたファン作りなど、神奈川の地域特性を生かした展開について聞いた。

 -就任の所感は。

 「横浜で働くのは初めてのことだが、とても仕事がしやすい。老舗企業や、地元に愛される飲食店がたくさんあるなど独自の文化が確立している。県全体に目を転じてみると、湘南や箱根など、特色ある観光地も多い。都市部もあり、海や山などの自然もある面白い地域だ。市場としては規模が大きく、販売のボリュームがある上、横浜はキリン発祥の地でもあるという重責も感じている」

 -県内市場での具体的な戦略は。

 「エリアによって消費の形が異なる部分がある。例えば観光客の多い箱根では自販機というチャンネルが非常に重要。全社の戦略に沿った活動を前提に、地域特性にマッチする商品提案や販売戦略も必要だと感じている」

 「寒川町には湘南工場があるが、工場見学などで認知度を高めながら、より多くの方にキリングループのファンになってもらえるようにアピールしていきたい。また、箱根小涌園ユネッサン(箱根町)ではここ数年『午後の紅茶風呂』などの企画を開催しているが、このようなコラボレーション企画も積極的に展開していきたい」

 -これまでのキャリアで印象的だった出来事は。

 「中国の北京市に4年ほど駐在し、『午後の紅茶』や『FIRE』を中心に販売を行った。中国市場への挑戦としては後発組で、他社との差別化に苦労した思い出がある。午後の紅茶ミルクティーが高く評価されたことが突破口になり、支持を広げることができた」

 -ことし6月リニューアルした『午後の紅茶』の反応は。

 「さらにすっきりして飲みやすい味覚になったほか、パッケージのデザインも高級感があると好評だ。ペットボトル入り紅茶のナンバーワンブランドとして、紅茶市場を一層けん引していきたい」

 「特に秋は紅茶の最盛期で、『紅茶の日』である11月1日が一つのヤマ場。大人の女性がメインターゲットだが、高校生世代にもミルクティーを中心に強く支持されている。秋からはディズニーとコラボした新パッケージも展開していく」

 -その他、下期にかけての戦略は。

 「10月2日にコーヒー『FIRE』をリニューアルする。昨年から『癒やしのファイア』をコンセプトにしており、今回は香りにこだわったリニューアル。ことし春のリニューアルで新たな顧客を開拓できた『キリンレモン』も、引き続き好調を維持していきたい。また、機能性表示食品『サプリ』シリーズと、プラズマ乳酸菌を配合した新ブランド『iMUSE(イミューズ)』にも一層注力する」

さとう・えいじ 1992年福岡大卒、キリンビバレッジ入社。営業本部営業部流通企画担当部長などを経て今年4月から現職。福岡県出身。


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