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教室に行こう 秦野市立渋沢中学校(秦野市渋沢)

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神奈川新聞  2004年06月06日公開  

伝えたいことを整理する
伝えたいことを整理する

伝え方じっくり学ぶ
「とても分かりやすく話してくれたね」



 昇降口を入った突き当たりの教室に一人の生徒が入ってきた。教室で、待っていた先生が優しく声を掛け授業が始まる。

 「こんにちは、今日は暑いね」

 「そうだね」

 渋沢中学校には、2018年度から通級指導教室が開設された。この教室には、通常の学級に在籍しながら、週2時間程度、個に応じた学習をする生徒がやってくる。担当の先生と生徒は1対1で授業をする。

 「土曜日は渋沢小学校のバザーのお手伝いに行ったの?」

 「行ったよ。それでね、……」

 生徒は、その時の様子を思いつくまま、早口に話し始める。話したいことが次々とあふれ出てくる。

 そこで、先生は1枚のプリントを渡し、「今日は、土曜日のバザーのことを分かりやすく話しましょう」と投げ掛ける。

 まず、プリントに書いてみるよう先生が指示すると、生徒は少し考え込んだ。困っている顔を見て、先生が、「どんなことをしたの?」と聞く。

 「バザーのボランティアだよ」。そんなやりとりをしながら、整理していく。


メモを基に、参観していた先生に話してみる
メモを基に、参観していた先生に話してみる

 「その時、どんなことがあったの?」。先生が尋ねると、「袋詰めをして、途中で交代した。少し休んだ後、友達に、『代わろうか』って言ったら、『いいよ』と言われた。でも、最後までいたんだよ」

 「ボランティアをしてどうだった?」

 「いろいろできて楽しかった」

 「(内容を)しっかりと整理できたね。それじゃ、書いたことを誰かに伝えようか」

 参観していた先生の顔と書いたメモを交互に見ながらゆっくりと話す。

 「先生どうでしたか?」

 「とても分かりやすく話してくれたね。話の順番が分かりやすかったよ」と評価する先生に、生徒もうれしそうな笑顔を見せる。

 自分の伝えたいことが相手に伝わったときの喜びは大きい。 友達やいろいろな人とコミュニケーションを取るために自分が「どのように話すと良いか」、この教室には、それをじっくり学ぶ機会がある。

 

さまざまな教室から、県教育委員会の指導主事や先生らで構成する「学び見守り隊」がリポート

神奈川県教育委員会では、他にも各校の取り組みを「元気な学校づくり通信『はにい』」で紹介。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f420082/


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