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高架下に広がるアート空間 横浜西区に期間限定で開設 芸術家21人が制作展示

カルチャー 神奈川新聞  2018年09月10日 10:05

高架下の空間を生かした期間限定のアートスペース「R16~国道16号線スタジオ」=横浜市西区
高架下の空間を生かした期間限定のアートスペース「R16~国道16号線スタジオ」=横浜市西区

 市民に文化や芸術を身近に感じてもらおうと、アートイベントを企画・運営する横浜市のNPO法人「BankART1929」が、東急東横線の廃線となった高架下(同市西区桜木町7丁目)に期間限定のアートスペース「R16~国道16号線スタジオ」を開設した。九つのブースを、21人の芸術家が活用。定期的に一般開放したり、ワークショップなども計画したりしている。

 BankARTは、文化芸術の創造性を生かしたまちづくりを目指す市の創造都市政策を推進する一環で、2004年に設立。05年以降、同市中区海岸通で大規模なアートスペース「BankART Studio NYK」を運営してきた。臨海型のアートスペースとして親しまれたが、今年4月、市と建物を所有する日本郵船との賃借契約の更新交渉が合意に至らず閉鎖された。新たな活動場所を模索する中で、市が空いていた高架下スペースの活用を提案。来年3月末までの期間限定でオープンした。

 スタジオ内には16のブースを用意。うち九ブースでは、同市を中心に活動する芸術家21人が写真や油絵、映像などを制作して展示する。残りのブースは、芸術家が1~3カ月単位で入れ替わりながら活用する。BankARTの担当者によると、各ブースは原則、芸術家のアトリエとして使われる。今後は窓などの仕切りがなく、一部を除いて屋外とつながっている独特の構造を生かしたアートスペースとして活用していく。

 8月に行われたオープニングイベントには、芸術関係者ら約200人が来場。京急線黄金町駅近くの高架下を利用した芸術活動のマネジメントに携わり、現在は香川県でアートマネジメントを行う李智希さん(31)は「こうした開放的な空間は珍しく、外からも入りやすい」と魅力を語った。BankARTの池田修代表(61)は「オープン後も姿を変えていく。その変化も楽しんでほしい。アートを身近に感じてもらうためにも地域との交流を深めたい」と話した。


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