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「学校が全てではない」 不登校・ひきこもり当事者ら座談会

社会 神奈川新聞  2018年09月09日 02:00

当事者や親が不登校経験を語った座談会=横浜市西区
当事者や親が不登校経験を語った座談会=横浜市西区

 不登校やひきこもりの当事者や親が経験を語る座談会が8日、県立青少年センター(横浜市西区)で開かれた。県内のフリースクールなど約20の支援団体と同センターが実行委員会を構成して開催した交流イベント「フリ・フリ・フェスタ2018」の一環。

 座談会は不登校編とひきこもり編の2部構成で、それぞれ4人の経験者が苦悩した生活や克服のきっかけなどを語った。

 不登校編では、川崎市多摩区の大学2年生の女子生徒(20)が登壇。「楽しいイメージを持って中学に入学したけれど、現実は違っていた。モヤモヤした気持ちが続き、体調が崩れて学校に行けなくなった」と振り返った。

 中学1年から不登校となった成人した息子を持つ横浜市港南区の主婦(59)は「当時、原因が分からず、混乱した。世間体を気にして罵声も浴びせたひどい親だった」と話した。

 4人は、フリースクールでの活動や不登校の子どもを持つ親の会との出会いなど、克服につながった経緯を説明。女子生徒は「今のままの自分を受け入れてくれた両親に感謝している。学校が全てではない。行かない選択肢を持って生きてほしい」、主婦は「『あなたは私の宝』と子どもに言葉で伝え続ければ、道は開ける」と訴えた。

 ひきこもり編では、大学時代に経験後、社会復帰の自助グループを同センターを拠点に運営する男性(31)が発言。「都内で参加した支援団体の居場所が自由な雰囲気で心地よかったので、横浜にもつくりたかった。こうした当事者の活動は県内にはまだ少ない」と指摘した。

 日下部政典実行委員長は「不登校やひきこもりの当事者や家族にフリースクールなど支援団体の情報が十分に届いていない。より詳しく状況を知ってもらうため、今回は座談会を2部構成に分けて行った」と話した。 


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