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【バスストップ】東急・城01系統(9)高田駅 たかたん育む地域愛

話題 神奈川新聞  2018年09月07日 17:40

高田地区のキャラクター「たかたん」。頭は漢字の「高」、胴体は「田」を表している=横浜市港北区の高田地域ケアプラザ
高田地区のキャラクター「たかたん」。頭は漢字の「高」、胴体は「田」を表している=横浜市港北区の高田地域ケアプラザ

 横浜市港北区の高田地区には「たかたん」というキャラクターが存在し、地元イベントなどで愛嬌(あいきょう)を振りまいている。地区レベルでの着ぐるみは珍(めずら)しい。

 「たかたん」の“窓口”が高田地域ケアプラザ(同区高田西)だと知り、所長の土屋聡司(さとし)さん(50)の計らいで対面ができた。愛らしい表情と、ゆったりした動作。女の子かと思ったが、「地域生まれの妖精(ようせい)で、性別はありません」と土屋さん。

 取材の日は同プラザで「たかたっ子育て」という親子の集いがあり、サプライズ入場。多くの赤ちゃんは着ぐるみを見て大泣きするが、泣く子はなく歓迎(かんげい)ムード一色に。2歳の男児と来ていた母親(33)は「親子ともども『たかたん』が大好き。色合いがはっきりしていて、子ども受けはいいと思います」。

 2011年5月22日生まれ。キャラクターを通じて地域への愛着を育もうと、同プラザや高田地区の連合町内会、社会福祉(ふくし)協議会、中央商工会、小中学校などが製作委員会を組織し、公募(こうぼ)や投票を経てデザインを選定した。ところが、着ぐるみ作りに入る矢先に、東日本大震災が起きた。一時は中止の話も出たが、地域の結束を深めるためにも「今こそ」と製作に踏(ふ)み切った。名前が似ていることから被災地(ひさいち)の岩手県陸前(りくぜん)高田市とは縁(えん)があり、当地の子育て支援(しえん)施設(しせつ)へ「たかたん」は3度、ねぎらいの訪問をした。「作ってよかった」と関係者の皆(みな)が思う。

 横浜市の補助事業で高田地区に13年に開設された親子が集う施設も「たかたんのおうち」と命名。土屋さんは「『たかたん』には地域の盛り上げへ、一役も二役も買ってほしい」と期待していた。

次回は「天満宮前」
(小学校高学年向けに、難しい漢字にふりがなを振りました)
【2018年8月2日掲載】


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