1. ホーム
  2. 話題
  3. 【バスストップ】東急・城01系統(3)上町 住宅街奥に隠れ里山

綱島駅▼吉田橋▼高田駅▼下田上町▼
【バスストップ】東急・城01系統(3)上町 住宅街奥に隠れ里山

話題 神奈川新聞  2018年09月07日 17:23

住宅街に隣接する綱島市民の森を守る「愛護会」の飯田会長(右から2人目)と会員ら=横浜市港北区
住宅街に隣接する綱島市民の森を守る「愛護会」の飯田会長(右から2人目)と会員ら=横浜市港北区

 バスを降りて斜面(しゃめん)地に建つ住宅の間の細道を抜(ぬ)けると、「綱島市民の森」にたどり着く。住宅街の奥に“隠(かく)れ里山”があることは、近隣(きんりん)住民以外にあまり知られていない。面積は6・1ヘクタールで、横浜スタジアム2・3個分の広さ。森の中は街中より体感で2、3度気温が低い。

 開園は1991年10月だが、その5カ月前に地権者や地域住民が「綱島市民の森愛護(あいご)会」を設立し、準備を進めた。同会の飯田助知(すけとも)会長(80)は「長く放置されていた森なので、開園前の清掃(せいそう)と整備に時間がかかりました」。特に家電品など不法投棄(とうき)物の撤去(てっきょ)に苦心したという。

 愛護会員は現在27人。ボランティアの力も借り、森のパトロールや整備を続ける。本島克己(かつみ)さん(82)と竹生(たけお)恵子さん(66)は「遊歩道の状態を点検し、来園者の安全に配慮(はいりょ)しています」と口をそろえる。小平春雄さん(84)は「森の手入れでは草刈(か)り機なども使うため、自分たちの安全も守ります」。木々の間伐(かんばつ)にも力を注ぎ、適度な日差しで下草が枯(か)れないよう気を配る。野鳥も多く確認され、動植物の多様性が保たれている。

 地域の小学校の自然学習に協力し、3月に森の一角で開かれる「綱島桃(もも)まつり」を応援するなど会の活動は幅広い。2012年には取り組みが評価され、「みどりの愛護功労者」として国土交通大臣表彰(ひょうしょう)を受けた。

 地域住民には身近で自然と触(ふ)れ合う機会を与え、初めて訪れる人には驚きと感動をもたらす森。「人の命は百年でも、森の命は手入れをすれば永遠」と飯田会長。「16年に策定(さくてい)した保全管理計画を基に、次世代の人たちに森を守り続けてほしい」と思いを語った。

次回は「吉田橋」
(小学校高学年向けに、難しい漢字にふりがなを振りました)
【2018年6月21日掲載】


シェアする

編集部のおすすめ

アクセスランキング

  1. 40代男性がはしかに感染 横浜

  2. 伊勢丹相模原店跡、複合ビル建設を検討 野村不と売買交渉

  3. ロマンスカー車内でわいせつな行為・小田急車掌を逮捕/神奈川

  4. 横須賀市内で5900軒停電

  5. 横浜高島屋が開店60周年 鳩サブレー缶など限定販売

  6. 動画 はっけよい…ぎゃー! 比々多神社で泣き相撲

  7. 稲村ケ崎海岸の沖合に女性遺体 鎌倉署が身元など捜査

  8. 閉店セール、開店前に行列も 伊勢丹相模原店

  9. 【写真特集】台風15号の被害状況

  10. 保育園埋設の放射性汚染土問題 横浜市が保護者に相談会