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JA愛川元組合長に懲役2年 背任事件で地裁支部判決

社会 神奈川新聞  2018年09月06日 02:00

横浜地裁
横浜地裁

 不正な融資で県央愛川農業協同組合(愛川町)に損害を与えたとして、背任の罪に問われた同組合元代表理事組合長の被告(77)の判決公判が5日、横浜地裁小田原支部(安藤祥一郎裁判長)で開かれ、被告に懲役2年(求刑懲役3年)が言い渡された。

 判決によると、被告は元常務理事や元信用共済部長らと共謀し、過去に貸付金が回収不能になった住販会社の実質的経営者の妻などに、2012年3月と同6月の2回で計2985万円を融資し、同組合に損害を与えた、とされる。

 安藤裁判長は「被告は、会社や妻らが組合の内規などで融資してはならない相手と認識しながら、元常務理事や元信用共済部長から融資依頼について相談されると、拒否するよう指示せず容認した」と指摘。「組合長としての地位を守るために実行させたと認められる」とし、背任罪が成立するとした。

 量刑理由については「組合に与えた損害は多額で、巧妙に背任を主導したと評価でき、刑事責任は組合関係者の中で最も重い」などと述べた。


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