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消防現場で躍進する女性たち 座間市消防がPRパンフを作成 職業の選択肢に

政治行政 神奈川新聞  2018年09月01日 11:13

座間市消防本部が作成した女性職員のPRパンフレットを持つ平山さん=同市相武台
座間市消防本部が作成した女性職員のPRパンフレットを持つ平山さん=同市相武台

 消防や救急の現場で市民の安全・安心に貢献する女性消防職員について広く知ってもらおうと、座間市消防本部はPR用のパンフレットを作成した。女性職員の割合が県内平均を下回る中、“男社会”と思われがちな消防にも女性が活躍できる場があることを伝え、消防職を選択肢の1つとして考えて貰いたいという。

 同本部によると、消防職員は154人で、このうち女性職員は20~30代の3人。今春採用の1人が県の消防学校に入校中で、2人は救急隊と総務部門でそれぞれ活躍している。例年、約30~40人の応募者のうち女性は数人にとどまり、応募がない年もある。女性応募者の少なさが課題となっており、パンフレット作成で裾野の拡大を図る。

 同本部は理由として、男性職場というイメージの強さを挙げる。同本部初の女性職員、平山景子さん(30)も同様の考えだ。2012年の採用後、救急隊や消防隊を経て、今年4月から採用試験などを担当する消防総務課に配属。例えば救急搬送時、女性患者から「女性隊員がいて良かった」と言われたことがあった。

 今回、パンフレット作成に携わり、自身のこうした経験を踏まえ、活躍する女性の姿を強調した。火災現場での消火や救助、けが人や病人の救急搬送、組織運営を支える事務など、女性が活躍できる環境がさまざまあることを紹介。個室の仮眠室など女性専用スペースがあることを説明している。訓練風景など写真も掲載している。

 消防庁が全国の階級のある女性の消防吏員の割合を26年度当初までに5%とする目標を掲げる。同本部によると、今年4月時点の県内の女性職員の割合は平均3・5%で、座間市は1・9%にとどまっており、平山さんは「まずは関心を持ってほしい」と話している。

 A4判三つ折り。200部を作成し、同本部庁舎で配布。市ホームページでも公開している。


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