1. ホーム
  2. 社会
  3. 自転車利用者、保険加入義務化へ 県条例検討委が報告

自転車利用者、保険加入義務化へ 県条例検討委が報告

社会 神奈川新聞  2018年08月25日 02:00

神奈川県庁
神奈川県庁

 自転車利用者の損害賠償保険の加入を義務化する県条例の検討委員会(会長・田中伸治横浜国大大学院准教授)は24日、条例制定の必要性を認めるとした検討結果を県に報告した。県は検討結果を踏まえて素案を取りまとめ、来年2月の県議会第1回定例会で条例制定を目指す。

 同委員会は、自転車が関係する事故が増加しており、とりわけ自転車側の法令違反が多い現状を指摘。高額賠償事例が相次ぎ、自転車損害賠償保険などに加入していなければ解決できない実態があるとし、義務化に賛成であるとした。

 保険加入の義務化は利用者本人、保護者のほか、業務で従業員らに自転車を利用させる事業者やレンタサイクル業者に適用。さらに、小売業者に自転車購入者の保険加入の有無を確認するよう求めるほか、小中学校、高校の校長に対し、自転車通学者の保険加入の確認を努力義務として課す。いずれも罰則規定はない。

 また、子どもや高齢者へのヘルメット着用は保護者、同居の家族らの努力義務とし、日常の点検整備についても条文化が望ましいとした。

 自転車事故を巡っては、昨年12月、川崎市内で女子大学生が、横浜市内で男子中学生がいずれも歩行者と衝突し、死亡させる事故が相次いで発生している。保険加入の義務化を定める条例は相模原市が既に制定している。


シェアする