1. ホーム
  2. 経済
  3. 県産米「はるみ」ブランド化を 生産農家が研究会旗揚げ

県産米「はるみ」ブランド化を 生産農家が研究会旗揚げ

経済 神奈川新聞  2018年08月19日 11:51

西湘地域のはるみブランド化を目指す研究会の設立総会=JA西湘本店大会議室
西湘地域のはるみブランド化を目指す研究会の設立総会=JA西湘本店大会議室

 人気が高まっている県産米「はるみ」のさらなる品質向上とブランド化を目指し、県西部の農家106人が「西湘はるみ米研究会」を発足させた。10日にはJAかながわ西湘本店(小田原市鴨宮)で設立総会を開催。生産農家は「もっと食味を高めた西湘のプレミアムはるみを消費者に届けたい」と意気込んでいる。


店頭に並ぶ「はるみ」=2018年3月、平塚市寺田縄のJA湘南大型農産物直売所「あさつゆ広場」
店頭に並ぶ「はるみ」=2018年3月、平塚市寺田縄のJA湘南大型農産物直売所「あさつゆ広場」

 はるみは、JA全農営農・技術センター(平塚市)が開発し、2014年に登録された新しい水稲品種。甘みが強いのが特色で、県内では湘南や西湘、県央地域を中心に作付けが拡大している。

 日本穀物検定協会の食味ランキングで、初出品の16年から2年連続で最高評価の「特A」を獲得。需要の伸びなどを受け、2市5町(小田原、南足柄市、中井、大井、松田、山北、開成町)の農家が研究会を立ち上げた。

 各農家が協力し、栽培技術を改良。品質をより高めてJA西湘の「プレミアムはるみ(仮称)」として売り出し、農業所得の向上につなげるのが狙いだ。

 具体的には、栽培面積や生産履歴、農産物の安全性などを示す国際認証「GAP(ギャップ)」の取得など五つの必須条件と、肥料の使用基準など九つの選択条件のうち3項目をクリアするのが前提。さらに出荷時の検査格付けで食味値など一定の基準を満たしたはるみだけが「プレミアムはるみ」として扱われる。


「はるみ」の水田
「はるみ」の水田

 JA西湘管内では今年、約99ヘクタールではるみが栽培され、約206トンが出荷される予定。このうち約90トンで厳しい条件を満たした「プレミアムはるみ」を目指しており、早ければ今年10月ごろから食卓に上るという。

 設立総会では、研究会の規約や活動計画、役員を承認。会長に就任した小田原市西大友の小林正俊さん(69)は「一番大事な食味を良くするのは難しく、生産者として挑戦しがいがある。土作りや水管理など会で情報を共有し、少しずつ品質を向上させて西湘のはるみをブランドにしたい」と話した。


シェアする