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【甲子園】横浜・河原木、母と二人三脚で上がった夢舞台 

高校野球 神奈川新聞  2018年08月17日 18:14

スタンドで声を枯らして応援する河原木選手の母・規賀子さん=甲子園
スタンドで声を枯らして応援する河原木選手の母・規賀子さん=甲子園

 17日に甲子園球場で行われた高校野球の第100回全国選手権大会で、南神奈川代表・横浜高は3回戦で惜敗した。甲子園で大きく成長した河原木皇太選手は、この日も泥臭く内野ゴロで先制点を挙げた。母・規賀子(みかこ)さん(44)もアルプス席で全力プレーに拍手を送った。

 代打出場で粘り強く結果を残し、最後の夏にレギュラーを勝ち取った河原木選手。「エリート選手ではないけれど、苦しいときも腐らずに努力していた」と規賀子さんは誇らしげに振り返る。

 息子とはずっと二人三脚だった。小中学生の頃はいつも自主練習に付き合い、トス打撃ではボールの代わりに、木の実を使っていたという。規賀子さんは「小さいものを打つ方が集中できる。空き地で一緒に木の実を拾うところから始めるんです」。河原木選手が納得いくまで付き合った。

 名門に入学した1年生の秋。休日に家族で卓球をしていたら、規賀子さんは河原木選手の腕の動きが普段よりもぎこちなく感じた。病院で診てもらうと、右肩の筋肉が損傷していたという。「母には本当に感謝している」と河原木選手。この日はヒットを打てず、チームも敗れたが、甲子園では初戦でホームランを放つなど堂々たる活躍を見せた。

 「この悔しさを胸に刻み、次のステージで頑張りたい」という河原木選手に、規賀子さんは「不完全燃焼かもしれないけど、この悔しさが彼の野球人生を長引かせるはず。踏まれても踏まれても、立ち上がってきたのが、うちの子ですから」と期待していた。


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