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観光資源へ農家が初開催
棚田にゆらめくかがり火 大井

話題 神奈川新聞  2018年08月17日 10:09

高尾棚田かがり火の夕べ
高尾棚田かがり火の夕べ

 棚田のあぜ道に並ぶ千個の竹灯籠に火をともし、幻想的な風景を楽しむイベント「高尾棚田かがり火の夕べ」が11日夜、大井町の高尾地区で初めて開かれた。地元農家の有志9人でつくる高尾棚田保存会の主催で、町の新たな観光資源を目指した試み。同保存会は昨年、約20年間耕作されず荒廃していた約5千平方メートルの棚田に、100%地元産の地酒「夢高尾」用の酒米を植えて復活させた。

 「農業の衰退や後継者難という問題を抱える中、地域を活性化させたいという気持ちで取り組んでいる」と、同保存会会長の藤沢憲吾さん(70)。棚田の魅力的な景観を活性化につなげようと、7月から竹灯籠を手作りするなどイベントの準備を進めてきた。

 当日は地域住民や間宮恒行町長ら100人ほどが見物に訪れた。地元の主婦(43)と長女(12)は「いつもの田んぼがこんなふうに変わるなんて驚いた。すごくきれい」と、夕闇の棚田でゆらめく明かりにうっとりしていた。

 今回は試行で来場者の反応を踏まえて継続を決める方針だが、藤沢さんは「来年も開催したい」と手応えを感じているようだった。


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