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外国にルーツのある中高生が「運動会」 横浜・中区

話題 神奈川新聞  2018年08月14日 09:51

綱引きに熱中する運動会の参加者=横浜市中スポーツセンター
綱引きに熱中する運動会の参加者=横浜市中スポーツセンター

 中国など外国にルーツのある中高生にスポーツを楽しんでもらおうと、運動会「にじいろ大合戦」が13日、横浜市中スポーツセンター(同市中区)で行われた。来日後、日本の学校の部活動になじめないケースが多い中、中国出身者を中心に中高生ら約50人が参加。リレーや綱引きなど5競技で汗を流し、交流を深めた。なか国際交流ラウンジの主催。

 同区は全国有数の外国籍住民の集住地。同ラウンジは外国にルーツがあり、日本語が苦手な中学生が利用しており、運動会は同ラウンジの学習支援教室の卒業生で組織する「にじいろ探検隊」が企画・運営した。スポーツ好きのメンバーが発案し、ことし春ごろから準備を進めて初開催。中国では日本のような部活動はなく、来日後に入部した日本の学校で部活動を続けられず、退部してしまう生徒も少なくないという。

 参加者はラジオ体操でウオーミングアップ後、3チームに分かれて競技をスタート。リレーでは大歓声を浴びながら館内を全力疾走。綱引きでは、噴き出る汗をものともせず、声を掛け合いながら必死に綱を引っ張った。

 友人に誘われて参加した男子高校生(18)=川崎市川崎区=は「大勢でスポーツができて楽しかった」と笑顔。運営に携わった中国出身で早稲田大学大学院2年の学生は「参加者が来るか心配だったが集まって良かった。ルールを守って楽しんでもらえてうれしい」と目を細めた。

 同ラウンジは「親が外国籍の生徒の中には、休日の過ごし方が分からなかったり、運動をする場所に不自由したりするケースもある。スポーツの分野でも、自分自身の可能性に気付いてほしい」と話していた。


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