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IoTで健康生活、食や美容サポート 横浜市など実証実験

経済 神奈川新聞  2018年08月14日 09:45

睡眠データなどが表示されるスマートミラー
睡眠データなどが表示されるスマートミラー

 居住者の健康管理や生活動線を人工知能(AI)で管理し、快適な生活をサポートする「IoTスマートホーム」の実証実験が、横浜市泉区の相鉄文化会館駐車場で行われている。IoT(モノのインターネット)を活用したビジネスを推進する「I・TOP横浜」の「未来の家プロジェクト」の一環。9月24日まで実験を行う。

 同プロジェクトは横浜市、NTTドコモ(東京都)、スマートフォンからIoT機器をまとめて制御できるアプリを提供するand factory(同)が立ち上げた。今回の2回目実証実験では計10社・団体が独自技術を提供。「住むだけで健康になる家」を目指す。

 実証実験では、居住環境を整えた約25平方メートルのトレーラーハウスで被験者が1週間生活。住居が居住者の健康状態を把握し、各自に適した室内環境へ自動調節する。その生活をモニタリングし、実験前後の被験者の健康状態や意識・行動変容を評価、検証する。


化粧品を選んで出してくれるマシンなどが備え付けられた室内
化粧品を選んで出してくれるマシンなどが備え付けられた室内

 今回追加された機能は「食事・美容に関するアドバイス」。foo.log(同)による「食事解析システム」は、室内天井のカメラで撮影された画像を基に、居住者の食生活を把握しカロリー摂取量などを計算。摂取カロリーは洗面台のスマートミラーに表示される仕組みで、同ミラーには消費カロリーや体重、寝具に組み込まれたセンサーで睡眠時間なども表示される。また、資生堂の「化粧品吐出マシン」は、居住者のその日の気分やコンディションに合わせた化粧水などを選別する。

 さらに、凸版印刷(同)が手掛けた位置検出床(IoT建材)を新たに採用。重さを感知することで動作情報を収集し、スマホやタブレット上で居場所を把握し、生活動線を「見える化」する。不在時の侵入者の検知にも役立つという。

 横浜市の担当者は「高齢者の1人暮らしのサポートだけでなく、健康志向の方に向けた快適な『未来の家』の実現を目指したい」と話している。


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