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【甲子園】慶応エンジョイ新時代<下>失敗恐れない強さ

高校野球 神奈川新聞  2018年08月12日 02:00

「迅速果断」と2回戦のテーマを選手に伝える慶応・森林監督 =大阪ガス今津総合グラウンド野球場
「迅速果断」と2回戦のテーマを選手に伝える慶応・森林監督 =大阪ガス今津総合グラウンド野球場

 ある日の実戦形式での練習中のこと。

 一塁線の際どいゴロを好捕した2年生の廣瀬が、二塁を狙う一走を封じようと、無理な体勢から送球した。結果は暴投になり、走者は三塁へ進んだ。

 森林貴彦監督(45)が諭すように語り掛けた。

 「廣瀬、今の体勢からは厳しいな。覚えようぜ。な? 覚えてくれればいいから」

 何げないワンシーンに監督の野球観、そして指導者観が表れる。

 今夏の慶応の強さは「ミスが出ても崩れない」という点にあった。北神奈川大会では計7失策と4強の中で最多。甲子園初戦でも、タイムリーエラーで同点を許した。それでも勝った。

 筑波大大学院でコーチング論を学んだ指揮官は、「失敗」についての考えをこう語る。

 「高校野球は絶対にミスが出る。あの大阪桐蔭だってそう。出る前提として考えなければ駄目。『ミスをするな』と怒れば選手は消極的になる。

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