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【甲子園】慶応のキーマン<上>切り開く 左の好打者2人

高校野球 神奈川新聞  2018年08月04日 02:00

下山 悠介(しもやま・ゆうすけ) 三塁手。昨季から主力を担う主将。強打に加え堅守も誇る。右投げ左打ち。3年。
下山 悠介(しもやま・ゆうすけ) 三塁手。昨季から主力を担う主将。強打に加え堅守も誇る。右投げ左打ち。3年。

下山 悠介(しもやま・ゆうすけ) 三塁手。昨季から主力を担う主将。強打に加え堅守も誇る。右投げ左打ち。3年。
下山 悠介(しもやま・ゆうすけ) 三塁手。昨季から主力を担う主将。強打に加え堅守も誇る。右投げ左打ち。3年。

 慶応は大会初日の第3試合で中越(新潟)と対戦する。北神奈川大会の激闘から中5日、しかも開会式後のゲームと、いきなりの難関が待ち構える。初戦に勝てば1週間空くだけに、何としても乗り越えたい。突破のためのキーマンを紹介する。

 春は初戦で散った甲子園。「1勝」が最優先されることは当然だが、慶応打線にとっては早めの援護でエース生井の負担を減らしたい試合でもある。優勝候補との激闘が続いた北神奈川のラスト2戦で249球を投げた左腕にとって、中5日での甲子園はやはり酷だ。

 最大の鍵となるのは、1番宮尾と3番下山のバットだ。それぞれ県大会での10得点、9得点はチームのトップツー。下山の打率5割7分1厘は断トツの1位で、8打点もトップタイ。2人が機能すれば、おのずと試合は優位に進むはずだ。

 相手先発は新潟大会で最多の42回2/3を投げた本格派右腕山本が予想される。5試合で15失点を喫しているが、イニング数以上の46三振を奪った。力ある直球と鋭いスライダーの組み合わせは、一筋縄ではいかない。


宮尾 将(みやお・しょう) 遊撃手。俊足に堅守、巧打と言うことない1番打者。右投げ左打ち。3年。
宮尾 将(みやお・しょう) 遊撃手。俊足に堅守、巧打と言うことない1番打者。右投げ左打ち。3年。

 最大の特徴は、極端に投手プレートの一塁側に寄って投げることだ。森林貴彦監督(45)は「直球が少し抜けるからそうしているのかも。ただそれで右打者の内側をえぐるような球を投げるイメージはない」と分析する。

 武器は縦に変化するスライダー。左打者の膝元にも自信を持って投げ込んでくる。時にボール球になるこの変化球にバットが止まらないようだと、相手のペースだ。

 共に左打ちの下山と宮尾が思い描くのは、北神奈川の準決勝で当たった東海大相模のエース齋藤の攻略法だ。「低い変化球を見極められて、カウントを取りにくる球を打てた。あのイメージでいきたい」と下山が言えば、宮尾も「齋藤と同じで高めの直球がシュート気味になる。それを打ち逃さず、ダメージを与えたい」。躍進の基礎となった簡単に凡退しない粘り、追い込まれてからの勝負強さを発揮できれば、攻略の糸口は見えてくる。

 勝利すれば次戦まで1週間空くだけに、文字通りここが最初の関門だ。宮尾は力を込める。「優勝するためにも、ここで生井の負担を減らしてあげるのは大事。早めに援護して精神的に楽をさせてあげたい」。共に1年から主力を張る2人の好打者は、気負いなく切り開いていってくれるはずだ。


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