1. ホーム
  2. 話題
  3. 映画「ひろしま」相模原で上映会 被爆の惨状に涙も

映画「ひろしま」相模原で上映会 被爆の惨状に涙も

話題 神奈川新聞  2018年08月01日 11:24

映画「ひろしま」上映前に核兵器廃絶などを求める署名を呼び掛ける高校生ら=相模原市南区
映画「ひろしま」上映前に核兵器廃絶などを求める署名を呼び掛ける高校生ら=相模原市南区

 原爆投下後の広島を描いた映画「ひろしま」の上映会が31日、相模原市南区の相模女子大学グリーンホールで開かれた。約550人が来場し、生々しく描かれた被爆の惨状に多くの人が涙ぐんでいた。上映実行委員会(金子豊貴男委員長)の主催。

 原爆によって壊滅した街や被爆者の姿を描いた作品で、月丘夢路さんらが出演。8万人を超える市民がエキストラとして出演した。1953年に製作されたが、全国で広く公開されなかったため「幻の映画」とされてきた。相模原市内でこのほど、古びた16ミリフィルムが発見されたことから、上映会が企画された。

 上映に先立ち、5歳の時に広島で被爆した相模原原爆被爆者の会の丸山進会長(78)が「地獄のような状況を経験し、この映画を見るたびにつらい思いをする。だが、映画を通じて平和や命の大切さを感じてほしい」とあいさつ。映画は白黒の16ミリフィルムで上映された。

 8月にジュネーブ軍縮会議を訪れる予定の高校生平和大使、佐藤ハンナさん(17)=鎌倉市在住=は「同じことを繰り返してはいけない。広島で何があったのかを日本だけではなく、世界に発信していきたい」と話していた。広島で被爆し、エキストラとして映画に出演した山本紀美子さん(78)=横浜市青葉区=は65年ぶりに観賞した。「原爆投下後のことを思い出し、涙が止まらなくなった。核兵器は世界からなくなってほしい」と話していた。


シェアする